さて先日聴いたフィリップ・ジョルダンのシューマン・ワーグナー演奏会、今宵のNHKFM「ベストオブクラシック」で放送、これは聴かねばなりますまい、の巻。 |

こんばんは。
ご感想を拝読し、ホッといたしました。あの日は想像以上に感動した為、自分の耳が若干おかしかったのではないか?と少し気にしていました。
実演と録音とでは、どうしても受ける印象に違いが生じるものですが、とりわけNHKホールは、音響面において厳しい環境であると言わざるをえません。
タマラ・ウィルソン氏の輝かしい歌唱は、(ドイツのオーケストラではない)N響と調和していたように思います。ジョルダン氏は、暫く見ないうちに随分進化していて驚きました。
久しぶりにワーグナー公演に接し、自分がどれほどワーグナーを求めていたかを実感いたしました(笑)
>ご感想を拝読し、ホッといたしました。あの日は想像以上に感動した為、
>自分の耳が若干おかしかったのではないか?と少し気にしていました。
いーえ、ご自分の耳で聴かれたのが何より一番であると思います。他人の意見など、気にするまでもないのです。みっち自身もそう思っております。(笑)
今回のFMの放送を聴いた、みっちの感想ですが、N響が本拠地であるNHKホールで録音する場合は、なかなか神経がいきとどいいているなぁ、というものでした。かなり綿密に計画をし、リハーサル等を経て、万全の準備をしているのではないでしょうか。
例えば、歌手の声量とオケのバランスなど、実演とは異なり、よいバランスでした。
ただ、タマラ・ウィルソンさんは、きっとイタリア・オペラの人なんでしょうねぇ、みっちはドイツらしいドラマティック・ソプラノがやっぱり好みです。(笑)
>今回のFMの放送を聴いた、
クラシック音楽に関する、みっち様のご考察からは、いつも多くの学びと深い気づきを頂いております。ありがとうございます。
現在、パソコンを点検の為、約1週間ほど預けております。携帯電話からの入力は文章を整理しにくいのですが、ウィーン国立歌劇場管弦楽団の苦労について書かれたウェルナー・ヒンク氏の文章より、一部を抜粋してご紹介いたします。
『ちなみに楽友協会大ホールの響きに比べると、ウィーン国立歌劇場の音響はけっしてよいとは言えません。むしろデッドな音響空間の国立歌劇場でオーケストラをいかに豊かに響かせるかということを、私たちは夜毎のオペラ公演の度に考えています。その際必要となるのが、自分のパートを魅力的に響かせるだけでなく、オーケストラ総体として魅力的 な響きになるように自身の演奏の色合いを作り上げることです』
昨年、現場で《ローエングリン》聴きましたが、残響時間はかなり短かったと思います。しかし、拙ブログ記事には、「どの瞬間を切り取っても、技術力が際立っている。経過句さえ楽譜通りに流さず、質感が極めて高い」と記録してあります。
『これ(両翼配置)を強力に推し進めたのはマーラーだったと言われています。じっさいマーラーが作曲した交響曲では、第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンの掛け合いが頻出しますが、彼自身がそのような「ステレオ効果」を求めていたからなのでしょうね』
>『ちなみに楽友協会大ホールの響きに比べると、ウィーン国立歌劇場の音響は
>けっしてよいとは言えません。むしろデッドな音響空間の国立歌劇場で…
オペラ劇場は、コンサートホールと比べますと、もともと残響時間が短くなるように設計されています。昔、みっちが調べた過去記事がこれです。
https://mitchhaga.exblog.jp/25317983/
ですから、オケの響きだけを問題にするなら、豊かな響きの方がいい、と云ってるんでしょうねぇ。ただ、オーディオマニアにとっては、デッドな環境での録音は望ましいことも多いです。
なお、これと似たような話に、教会の響きがあります。教会というと、すぐに荘重な残響の多い音を思い浮かべがちですが、それは典礼が主体のカソリック教会の話であって、プロテスタント教会は説教主体で残響時間は短いです。
これもみっちの過去記事があります。
https://mitchhaga.exblog.jp/31616875/
ベルリンのイエス・キリスト教会とか、ドレスデンのルカ教会は、オーディオマニアにとっては「聖地」なんですけど(笑)、いずれもプロテスタント教会です。

