ダン・ブラウンさんの新作「The Secret of Secrets 秘中の秘」(2025年)を読了したのですが、の巻。
記事末尾に追記があります
ちょっと読み通すのに努力が要りました。あの「天使と悪魔 Angels & Demons」(2000年)や「ダ・ヴィンチ・コード The Da Vinci Code」(2003年)の頃の「熱量」はないのです。そして今回の「The Secret of Secrets」ですが、実は過去作「ロスト・シンボル The Lost Symbol」(2009年)の設定を引き継いでいます。主役の1人、キャサリーン・ソロモンは「ロスト・シンボル」ですでに登場していたんですね、すっかり忘れておりました。
記事冒頭の画像は、みっち所有の「ロスト・シンボル」ハードカバー原書と、iPad Pro上のKindleアプリで表示させた「The Secret of Secrets」です。「ロスト・シンボル」の方は、2009年に買って読んで、そのまま書庫に仕舞われておりました。今取り出してみますと、そのとき挟んだ栞やポストイットが17年前のままです(笑)、そして内容はすっかり忘れております。(爆)
まぁ、そんなことを踏まえつつ、「The Secret of Secrets」の評価をいたしましょう。プラハという街の有名な観光スポットを使い、それなりのペースで読者に次々とページを繰らせるテクニックは、流石にダン・ブラウンさん一流のものです。しかし、今回のテーマ、ノエティック・サイエンスはどうもねぇ、みっちはどう転んでもそうしたことの信奉者にはなりそうもないです。それと、ラングドン教授が鮮やかに解いて見せる、数々の謎解きの出来がどうも今回は、今ひとつでありました。
みっち的評価はこんなところになります。
よい点:
・ストーリーテリングはスムースで、ページ・ターナー(Page turner)としてよく出来ています
・プラハの数々の観光スポットの面白い紹介になっています
・ランダムハウス社(出版社)の描写が今どきで面白いです
わるい点:
・随所に仕込まれたトリックに新鮮味がないです
・「ゴーレム」が登場しますが、これの歴史的深み・探求はありません
・ノエティック・サイエンスにおよそまともな関心が持てません
といったところで、どうでしょう、評価は「暇つぶしには絶好」くらいでしょうか。(笑)
追記です:
なお、みっち過去記事で「The Secret of Secrets」は何回か採り上げていますので、リンクを載せておきます。