過去記事で紹介したポール・ヴァレリーの詩、邦訳書を借りてみました、の巻。 |

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2025年 11月 07日
![]() 過去記事はこれです。 フィリップ・プルマンさんの「The Rose Field」の巻頭にあったヴァレリーの引用なんですけど、はい、邦訳書が出ていたので図書館で借りてみました。「若きパルク/魅惑【改訂普及版】」、訳者は中井久夫、みすず書房刊(2003年)です。 では、さっそく当該の箇所の翻訳はどうなっているでしょうか。 『 薔薇と私との間に影が隠れるのが見え、 影は舞ひ踊る塵の上を滑り、そよともさせずに 茂みを通り抜けて、そこかしこに砕け散る… 』 みっち拙訳は英語訳をベースにしていました。さすが、中井センセの訳はフランス語オリジナルに忠実です。なお、「彼女」がなぜ「影」なのかは、諸説あるところだと思います。まぁ、そういう解釈なんだな、ということで。また、feuillageをセンセは「茂み」としてますね、これはどうなんだろうなぁ、英語で云ったらfoliageに相当、集合的に一本の草木の全部の葉のこと、あるいは一団の葉、群葉あたりか、と思います。 もう一つ、「The Rose Field」から。 ライラの冒険三部作の「琥珀の望遠鏡」で登場したレゾネーター loadstone resonator が再登場します。あの、「量子もつれ quantum entanglement」を利用した通信装置です。今回は、マルコム・ポルステッドがオークリー・ストリート(秘密の情報部)の長グレニス・ゴッドウィンと連絡するツールとして使われます。グレニスはロンドンにいて、マルコムは中近東のアレッポにいます、距離は関係ないですからねぇ。(笑) その対話シーンから; マルコム「…オークリー・ストリートは今どこに居るのですか?」(みっち注:マジステリアムの攻撃で、オークリー・ストリートは公式には取り潰しになっているのです) グレニス「オークリー・ストリートはヘメル・ヘムステッド Hemel Hempstead に居るわ」 マルコムは少し考えてから、こう発信します。 「とてもロマンティック(な響き)です」 グレニス「そこには呪文が働き There worketh a spell.」 マルコム「あなたの語りを支配するのです、クリスタベルよ Which is lord of thy utterance, Christabel.」 流石はプルマンさん、洒落てます。これはサミュエル・テイラー・コールリッジ Samuel Taylor Coleridge (1772-1834)の「クリスタベル姫 Christabel」から、魔性の女ジェラルディンがクリスタベル姫に魔法を掛けるシーンからの引用です。 追記です この「クリスタベル」は実はオークリー・ストリートの非常時対応要領を示す暗号となっているらしい、しかし詳細は語られません。 追記終わり まぁ、こんな調子であちこち調べながら読んでいますので、時間が掛かります。(笑)読了までもう少し時間が必要です。
by mitch_hagane
| 2025-11-07 08:51
| 5.本
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