どうやら暑さが緩んできた雨模様の日に、ブレンデルのブラームス協奏曲第1番を聴いてみます、の巻。 |

ブックレットの写真は信じちゃいけない....についてですが , 私が持っているグラモフォンのモーツァルト 交響曲集 カール・ベーム& ベルリン・フィル盤 (collectors edition )でも, 同じ様な事になっており, ブックレットに載っている写真は ウィーン・フィルの写真なのです。これは グラモフォンの モーツァルト 交響曲集 Ⅰ, カール・ベームのDVD で使われている写真と全く同じものなのです。( 結構 有名な写真です )
何故 ベルリン・フィルのBOXセットにウィーン・フィルの写真を使っているのか?と思いましたが , よく見てみると どちらにもUNIVERSAL MUSIC
COMPANY と一番下に 見えない位 小さく書いてありました。たぶん この事が 原因かと思うのですが ....
このBOX セットは 以前 私が買った頃は ウィーン・フィル盤は発売されていませんでした。
こんな風になっている事には 箱を開けてから 初めて気付いてビックリです。想像ですが これは ベルリン・フィルの適当な写真がなかった為 あえてウィーン・フィルの物を使った様な気もしないでもありません。
でも 私は 紙派の為 , ブックレットは大切だと思うので, 逆に楽しんでいます。
私の場合 視覚の影響は大で ブックレットを見てしまうと 気のせいか , ベルリン・フィルなのに ウィーン・フィルみたいに聴こえてしまいます(笑)。
はい、ブックレット表紙の写真と内容が一致しない、というのはとても「よくある」ことなので、普通マニアは問題にしません。(笑)そもそもスタジオ録音の場合は、皆正装しないでカジュアルな格好のはずですから、「ハレの舞台写真」というものは、もともと存在しません。オペラの実況ライブ録音の場合などは、ありえますが、それはたいていの場合ゲネプロとかの写真でしょう、そういうことは、「あんまりうるさく云わない」ことになっている、と思います。(笑)
今回の記事の場合は、音質に関わる問題ですので、特に取り上げました。ベルリン・フィルハーモニーホールとダーレムのイエス・キリスト教会の音の差は、無視できないのですよ。(笑)現に引き合いに出した高城さんは、あきらかに誤解していると思います。
プレンデルもこれの前にシュミット指揮で録音されています
個人的にはこちらの方が大好き
オーディオ機材にもよりますが ダイナミックな演奏が好きならアパド指揮ベルリンフィルの方がよいかも
これらの名曲以外にもバックハウスが1958年に アラウが1966年に録音していますね
その前にはカラヤン指揮のもあります カラヤンは国内盤はなくて輸入盤のみなので詳しいことはわかりません
ポリーニは 演奏会で生で聞いたがオケは不明忘れた イマイチの感じだった
古いアルバムの方が生々しいと思える 魂が宿るともいうのかな プレンデルのデッカ盤 輸入盤のみですでに廃盤モノーラルだがいいよ
古いアルバムはレコードで聴いて新しいのは必然的にCD盤になります
重圧かつ音楽性にはレコードが綺麗で伸びのある演奏にはCDが合いますね
もう少し古いのは戦中か戦前なのかモノーラル盤がいくつかあります
あるいは聴く機材がないSP盤もありましたね時間が限られているから半分しか聞けないが
国内盤だとむかし中村宏子の演奏がありました がアルバムにはなっていませんオケは不明で生演奏でした
まあブラームスの演奏にはオケだけでも ピアノだけでも名演奏がいっぱいあります 後は個人の好みだけ かな
>プレンデルもこれの前にシュミット指揮で録音されて…
ブレンデルの1番は3種類あるようです。
シュミット=イッセルシュテットとの盤は1973年、みっちも聴いています。コンセルトヘボウの素敵な弦の音が印象的なステレオ録音、旧Philipsのアナログ録音はこのあたりがベストですかねぇ。
あともう一つは1985年コリン・デイヴィス/バイエルン放送響、これは未聴です。
バックハウスは1953年のカール・ベームとの盤を聴いてますが、これは音が悪いので、ちょっと。
1966年のアラウと云うと、NDRエルプフィルとの盤がありますけど、これも未聴、みっちはアラウはあまり聴きません。
あとカラヤンは協奏曲第2番はありますけど、第1番は聞いたことないです。
>国内盤だとむかし中村宏子の演奏がありました…
中村紘子さんですか?それは初耳です。
だいたいブラームスの協奏曲は1番にせよ2番にせよ、あまり女性のピアニストは弾きません。複数の録音があるエレーヌ・グリモーは例外的なんです。
中村ひろ子様のは私も聴いた事がありますよ。
それと 人其々好みが違いますので 御好きかどうかわかりませんが , カラヤンのベートーベン.ピアノ協奏曲第一番では クリストフエッシェンバッハ&ベルリンフィル盤を気に入っています。(笑)。これは 評論家の故.黒田先生が 大推薦されていたとされる盤で (スタィンウェイ 伝説のピアニストシリーズ200枚BOXセット)にも入っていて 一応 名盤という事になっています。ホルヘやアラウやバックハウスも当然 入っています。私は ベートーベンならバックハウスは大好きで アラウなら リストが好きですね。
名盤と言われるものは さがしてみれば 沢山あるようですね。
>中村ひろ子様のは私も聴いた事がありますよ…
中村紘子さんのブラームス協奏曲というのは、他の方へのコメントにも書いたとおりで、みっちは存じません。ちょっと検索しても見つからないので、どうなんでしょうねぇ。
これも繰り返しですが、女性ピアニストのブラームス協奏曲というのが、そもそもレアなのです。
私は 病気の関係で 両手両足の痺れがある為に 今 温泉療養の為 長期間 自宅には居ないので 帰ってから一度 調べてみたいと思いますね。
それもリハビリとなり楽しみの一つになるのでは?と思います(笑)。
又 《大衆と芸術》について 知り合いのレコード店主と 本日 熱く語り合いました。こういう話も なかなか 気分転換になり 楽しいものですね(笑)。
女性ピアニストの演奏がレアなのは、そのような理由もあるのかもしれませんね。
ところでリヒテルがこの曲を弾かないのは、手が小さいからではなく、
「ギレリスは、ブラームスの協奏曲ニ短調 (第1番) の見事な演奏を残した。だから私はこの曲を弾かない。」
のだそうです。 (リヒテルは語る 人とピアノ、芸術と夢, p163)
>第1番ニ短調は、手が小さいと親指と薬指でオクターブを掴んだ状態で
>小指でトリルする部分が演奏困難だと聞きます。
>女性ピアニストの演奏がレアなのは、そのような理由もあるのかもしれませんね。
なるほどねぇ。あと技術的な問題の他に、曲想がどうも男性向きである、という感じがいたします。モーツァルトから、ショパン、ラフマニノフ、チャイコフスキーあたりの協奏曲とは、ジャンルが違う感じです。
>ところでリヒテルがこの曲を弾かないのは、手が小さいからではなく、
>「ギレリスは、ブラームスの協奏曲ニ短調 (第1番) の見事な演奏を残した。
>だから私はこの曲を弾かない。」
>のだそうです。 (リヒテルは語る 人とピアノ、芸術と夢, p163)
なるほどねぇ、ギレリスのブラームス1番は、過去記事にも色々書いたように、みっちの大のお気に入りなんです。これは良い話を聞かせていただきました。

