「ファウンデーション」シーズン3エピソード6は、いよいよ大変なことに（笑）、の巻。

花菱アチャコの「もう滅茶苦茶でごじゃりますがな」なんて台詞は、知っている人も少なくなったと思いますけど、まぁこのエピソード5、6ときて、そんな感じであります。（笑）

色々と衝撃の事実が。（笑）少し整理しておきましょう、むろんネタバレですので、ご注意を。

1）スターゲート爆破の黒幕はデマーゼルでした。彼女はハリ・セルダンのサイコヒストリーを理解しており、セルダンを救うため（クレオン皇帝はセルダンを処刑するつもりだったから）、サイコヒストリーの予測が正しいことを証明するために、爆破したのです。

2）セルダンはデマーゼルがロボットであることを早くから承知しており、サイコヒストリーを構築するために、彼女のメモリーをデータベースとして利用していた。セルダンが裁判の際、帝国が近々崩壊することを力説していたその相手は（3人のクレオン皇帝ではなく）デマーゼルだったのです。したがって、セルダンがプライム・レイディアントをデマーゼルに譲ったのは、予定の行動でした。

3）ガアルはデマーゼルに第2ファウンデーションのことを語ります。ここで、デマーゼルはプライム・レイディアントに現れる不思議な外乱の原因が、第2ファウンデーションであったことを知ります。またガアルの夢を一緒に見て解析し、ガアルとミュールの決戦の舞台は、トランターの帝国図書館内であることを見破ります。また、ガアルのその後の暗黒の悪夢は、ブラックホール関連であることを示唆します。この悪夢でデマーゼルは緊急リブートしてしまったし、ガアルは心停止します。（デマーゼルがAEDで助ける）

4）ガアル・ドーニックはドーン皇帝を利用して、ミュールの立てこもる惑星カルガンの封鎖作戦を決行させ、その結果ミュールの反撃で帝国は艦隊の大半を失います。そして驚くことに、これはガアルの想定内のこと、帝国の力を弱め、ファウンデーションを相対的に強くして、ミュールに対抗させようという狙いであったと分かります。

5）ミュールとマグニフィコの関係はまだ明らかにされていませんが、何らかの強い結びつきがあるのは確実、ミュールはニュー・ターミナスに現れ、ファウンデーションのホイスパーシップを、味方同士互いに戦わせて戦力を削ぎます。ボールトにハリ・セルダンのホログラフは現れますが、ミュールの危機をまったく想定しておらず、ミュールの攻撃が始まると姿を消します。

そして、肝心な問い、「それで面白いのかい？」について（笑）、なかなかですね。現地ロケの箇所は見事な景観のところが選ばれていますし、CG効果は優れています。この調子でどんどん行っていただけると、愉しめそうです。

記事冒頭の画像はデマーゼル、彼女の役割がいっそう重要になってきました。