
BR-Klassikのバイロイト音楽祭放送は、このリンクから辿れます。
記事冒頭の画像は、そこでダウンロードできる6作品です。これらですね。
「マイスタジンガー」7月25日
「ラインの黄金」7月26日
「ワルキューレ」7月27日
「ジークフリート」7月29日
「神々の黄昏」7月31日
「パルジファル」7月30日
「ローエングリン」8月1日
昔々は年末に放送されるNHKFMのバイロイト特集を心待ちにしており、FMチューナーを整え、テープデッキを用意して準備万端、待ち構えていたのです。五味康祐氏の傾倒ぶりなどは、大変有名でありました。
BR-KlassikのストリーミングはDAB+ (Digital Audio Broadcasting+) と呼ばれています。これのエンコード方式はAAC-LC (Low Complexity)でビットレートは144kbpsであると云われています。もちろんロッシー圧縮です。AACはAppleのiTunesなどでお馴染みの方式です。例えばiTunesで音楽CDを取り込んで聴くときに、128kbpsで圧縮すると、ほとんどの人が微妙な音質の変化(劣化)に気づくと思います。しかし、256kbpsで圧縮すると、こんどはたいていの人が音質変化に気づかないと思います。むろん、これはあくまで一般論ですから、「俺の耳は違うぞ!」という方は多々おられると思います。まぁ、それはそれ。(笑)
NHKのBSプレミアムという番組がありまして、みっちもときどきブログ記事のネタにしていますが、これもエンコード方式はAACのロッシー圧縮で、ビットレートはこうなんだそうです。
『
2chステレオ放送の場合:ビットレートは256kbps(2chの合計)である
5.1chサラウンド放送の場合:ビットレートは320kbps(6chの合計)である
』
ですから、2chステレオ放送の場合の256kbpsというビットレートは、まぁ悪くない数字です。一方で、5.1chの場合、フロントの2chステレオは、おそらく128kbps程度と思われ、ちょっと物足りません。
BR-Klassikの144kbpsは、その中間というところですか、全然だめではないですが、もう少し頑張って欲しかったところです。
BR-Klassikのスペクトラム分析を見てみましょう。これは今年2025年の「神々の黄昏」からです。
ご覧のとおり、高域は15kHzを超えたところで、それ以上の周波数は、ナイフででも切ったようにカットされています。15kHz以上はビタ一文ないぞ、ってことですね。
一方、NHKFM放送の場合はどうかというと、これは昨年2024年の「神々の黄昏」からなんですが、FM放送では19kHzにステレオ信号分離用のパイロット信号を入れるために、15kHz以上はLPF(ローパスフィルター)が入っています。ただ、ご覧のとおり15kHzを越えてもスパッと無くなるわけではなく、17kHzかいわいまで伸びています。(19kHzパイロット信号はFMチューナーが除去)
数字で客観的に比較できるのは以上です。ここからは、みっちの駄耳による「感想」ですから、そのつもりで読んでください。
現状では、NHKFMの放送の方が、BR-Klassikよりも、一段音質はよいです。これほど便利になった世の中であっても、依然FMエアーチェックにはそれなりの意味がある、と判断いたします。
もちろん、FM放送は本来の放送の場合でして、聴き逃し配信の「らじる★らじる」ですとHE-AAC音声圧縮となりますので、音は別物となります。
本日は以上です
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