途方もなく暑い昼日中、区民文化センターまで、みっち号を駆って、ベートーヴェンとリストを聴きました、の巻。

この栄区民センター、リリスホールは久しぶりです。みっち号こと、VWポロGTIは依然好調、ちょっと足回りが固く、排気音が大きいですけどね、まぁそれは仕方ないです、相変わらず十二分に速い。（笑）ここは地下駐車場から直行できるので楽です。

今日の演目は記事冒頭の画像のとおりです。都合により、後半の小松さくらさんの感想に限定します。実は事前にパンフをよく見ていなかったので、ベートーヴェンのピアノソナタをやるんだろうなぁ、とは思っていたのですが、まさか第31番Op.110とはね。第1楽章冒頭、あの優しいテーマが流れ出して、おおっと驚いたのです。（笑）

まぁそういう感想を持つこと自体が、爺いの証拠であります（笑）、虚心坦懐に聴けば、この曲の旋律・歌の要素を強く意識したロマンティックな演奏であったと思います。弾いている方の個性にふさわしい演奏でした、失礼ながらノースリーブのドレスから覗く腕は、長く美麗であるだけでなく、確かな筋肉の裏付けが伺えます。そう、腕っぷしはどうしても必要なんですよ。

続いてリストの「オーベルマンの谷」、今注目している「巡礼の年　第一年」からですねぇ。はい、明らかにこのリストの方がベートーヴェンよりも、闊達に弾けています、愉しいです。あっという間に時間は経ち、1時間ではなく、今日は1時間半はゆうにありました。以前は1,000円だったのが、諸事情で1,500円となっていますが、これはリーゾナブルな価格設定でありましょう。

今日は司会役の方がおられたので、演奏者のインタビューがありました。感想の一つに、このリリスホールの音響について、「弱音がよく聴き取れる」てのがありました。みっちは前から書いていますように、このホールは響き過ぎ（笑）だと思っています。そうか、弱音が…とは、良い面を見ればそうかなと。

持っていったカメラで撮った写真を上げておきます。会場正面の模様、そしてこの施設の目玉、パンテオンのオルクスですなぁ。

カメラはキヤノンPowershot V1、上の写真は20mm、ノートリミングです。21世紀も1/4経ったところで、やっとコンデジでちゃんと20mmの画角が愉しめるようになりました。みっち的には大快挙であります。