怪傑シュレーゲル雨蛙さん登場!、の巻。(笑) |






を、こっそり聴かせていただいたところ、一聴してNMLにアップされているストリーミング音源と「瓜二つ」だと思いました。
音量を合わせて聴き比べてみましたが、感想は同じ。フォルテに達した後ピチカートに変わる部分で、微妙にストリーミング音源の方がきめが細かいかと思いましたが「ほとんど同じ」。
つまり、仏パテの保有する音源に比べ、東芝国内盤は音を膨張気味に加工した音だったとわかります。加工を国内でやったのか、コピーマスターそのもの加工されていたのかは知る由もないですが。
そして私に感じられた混濁感が「歪」だとすれば、やはりそれは同じと言わざるを得ません…
>一聴してNMLにアップされているストリーミング音源と「瓜二つ」だと思いました…
おーっ、そうですか。情報ありがとうございます。
なお、厳密な意味での「歪」かどうかはみっちも確信がなく、要は「耳障りな音」という程度の意味で使っています。
日本では「岡崎リマスター盤」を聴かれている方がけっこう多いようです。今回オリジナルに近いと思われるパテ盤と比べてみて、ずいぶん弄ってるなぁ、というのがみっち感想です。東芝EMIはART処理盤に続いてこの岡崎リマスター盤を出し、すぐ後にまたART盤を発売するという、謎の経緯を辿っています。どういう販売戦略だったんですかね。

ついでに一つ質問させてください。パテ盤のブラームスを聴いて、私流の言葉でいうと歪みはかんじられなかったのですが、音が団子状といったらよいのでしょうか、繊細な楽器の響きが聞こえないと思ったことは、これがゆがみだったのでしょうか? 2曲目のオネゲルとの比較で感じたことなのですが、オネゲルのほうがすっきりと気持ちよかったのです。世間でいう歪み、オーディオショップなどに出向くことがはぼないので、そういう話題をすることもなく、それを知らないままに記事を書いてしまったのでないかと反省しています。
いーえ、散財なんてとんでもない、とても愉しかったです。ミュンシュの幻想は、1970年代に聴いたきりで、その後はご無沙汰だったので、懐かしかったです。
パテ盤はおそらく初出CD(そういう物があればですが)と同等の音質と思われ、東芝EMIの岡崎リマスター盤と比較した結果は、なかなか印象的でした。どうも東芝EMI盤の功罪というのは、罪の方が相当大きそうな感じがいたします。
音質を言葉で書くのは非常に難しく、他人と同じ言葉を同じ意味で使っているかどうか、心もとない話だと思っています。例えば写真の場合ですと、解像度と云えば、1mmあたり何本線が写るかといった客観性がまだありますが(むろんここでも難しい問題は色々ありますけど)、音の解像度となると本当にテキトーだと思います。
結局のところ、自分にとって心地よい響きかどうか、と云うことに尽きるのではないでしょうか。歪み感などと云っても、実際に歪の量をあんな音楽ソースで測れるわけもないですし。くだんのミュンシュ・ブラ1にしたところで、ネット上では、音が悪いと公言されている方ばかりではないように見受けられます。少なくとも、「1分も聴いていられない」とか書いたのは、みっちだけでしょう。(爆)
比較をする場合は、音量を揃えて聴くというのは基本です、音の大きい方がより良く聴こえがちだからです。そして、音量を揃えるのって、案外面倒でやっかいです。(みっちの場合は0.5dB単位で減衰量を直読できるヴォリュームで合わせています)あと、みっちの場合ですが、音楽を聴いてしまうと、音質は分かりません。それと関連しますが、長時間聴くと、微妙な判定は無理です。やはり、「1分聴いていられるか」、というのは重要な尺度です。(笑)