雨でテニスは途中で中断、仕方がないから録りためてあった今年のバイロイト「ローエングリン」を聴いて、の巻。 |
こんにちは。
ローエングリンまだ聴けていません。
ご存知かもしれませんが、
指環の新プロダクションがチューリッヒとベルリン国立
歌劇場でスタートしており、プロモーションビデオ
がYouTubeにアップされています。
どちらも、「ラインの黄金」と「ヴァルキューレ」で
指揮者はチューリッヒがノセダ、ベルリンがバレンボイム
に代わりティーレマンです。
ブリュンヒルデは前者がアニヤ・カンペ、後者は
カミラ・ニールンドです。
私はニールンドのブリュンヒルデは初めてですが、みっちさんはお聴きになった事がありますか?
それにしても、バイロイトを含めキャストにあまり
新鮮味を感じません。一流の歌劇場で
ワーグナーを歌える歌手は一握りなんでしょうか?
いずれ、両方とも映像が公開されるとよいのですが・・・
チラ見だとホモキ演出のチューリッヒの方が、どちらかと言えば常識的です。(笑)
>私はニールンドのブリュンヒルデは初めてですが、みっちさんはお聴きになった事がありますか?
いやないです。というか、彼女は声質的にワーグナーなら「若い」役に限られると思うし、また年齢的にもちょっと苦しいのではないでしょうか。
>一流の歌劇場でワーグナーを歌える歌手は一握りなんでしょうか?
それは昔からそうでしょう。
戦前から現代にいたるまで、いずれの時代であっても、ワーグナーの「重い」役を歌えるソプラノは、多くても3人を超えることは一度もなかった、というのが「みっちの経験則」であります。必ず3人いる訳ではなく、ひどい時には1人もいなかったと思える時期もあるのです。(笑)
戦前・戦中であれば、キルステン・フラグスタート、フリーダ・ライダー、ジャーメイン・ルービン、の3人であり、戦後の新生バイロイトでは、アストリッド・ヴァルナイ、マルタ・メードル、ビルギット・ニルソンの3人でした。途中はややこしいので省略して、つい最近ではニーナ・ステンメ、キャサリン・フォスター、エヴェリン・ヘルリツィウスでしょう。ただ、この3人もそこそこの年齢になっているので、果たして次にその衣鉢を継ぐものはだれか、というところ。まだ、これという次の人は見つかっていないような気がします。
>果たして次にその衣鉢を継ぐものはだれか、というところ。まだ、これという次の人は見つかっていないような気がします
そうですね。
同じホッホドラマティッシェでも、イゾルデ、ジークリンデ、ブリュンヒルデ、クンドリーは皆違いますし。
そういえば、この話は過去記事に書いていました。
すっかり忘れていました。(笑)
https://mitchhaga.exblog.jp/32287918/
みっち的にはhochdramatischerソプラノというと、ブリュンヒルデ、イゾルデ、そしてクンドリー役の3つかなぁ、と思っています。もっとも、クンドリー役は少し特殊で、偉大なhochdramatischerソプラノでも、歌っていない人は多いですが。
カミラ・ニールンドも、ジークリンデ役でしたら、もう実績があると思います。
追記:2017年のバイロイトで歌ってますね
ニールンドさん初のブリュンヒルデだったんですね。
この先、バイロイト音楽祭でも歌う可能性ありますね。
たしかにジークリンデは他の3役よりリリカルで、
ここを登竜門にしてブリュンヒルデに行くか、
行かない(行けない)か(笑)
クンドリーはやっぱりメードルかW・マイヤーですね。
若い歌手には手に負えない難しい役柄。
でもよく考えたらこの役は2幕が全て。