NLRはすべて英語表示なので、簡単な説明を書いてみました、現状のV2.1.2ベースです、の巻。 |

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2020年 09月 11日
![]() Negative Lab Pro(NLR)の設定早見表 記事冒頭の画像がNLRの操作パネルで、左側が「Convertタブ」すなわち変換前に行う設定、右側が「Editタブ」すなわち変換後に行う調整項目です。NLRでは、どのような変換・調整操作も「可逆」で、やり直しが効きます。 1.Convertタブ:変換前の設定 1.1COLOR MODELS 色のモデル ・Basic基本 これは色付けのないニュートラルなモデルです、自分で何かしたい人以外は不要か。 ・Frontierフロンティア これがデフォルトになっています。フロンティアというのは、フジのミニラボ(DPE店用)マシンの名前で、これを模擬したカラーになっています。フジカラーCDはこのフロンティアで作られています。 ・Noritsuノーリツ これはもう一つのミニラボ・マシンである、ノーリツ鋼機QSSの模擬です。英語原文だとFuji Noritsuとか書いてあるのですが、フジフィルムとノーリツ鋼機は別会社だと思います。フロンティアより、肌色がローズになり、緑が鮮やかになるとのこと。 ・B+W白黒 ・NONEなし すべての色モデル設定がオフになります。これは自分で何か設定をしたい人向けでしょう。 1.2PRE-SATURATION事前のサチュレーション・レベル設定 これは変換に先立って、サチュレーション(色の飽和)レベルを決めておくというものです。 デフォルトは3になっています。 これを下げると、色合いが薄く、ややウォーム調になり、ヴィヴィッドさは減ります。 これを上げると、よりクールな色合いになり、ヴィヴィッドさが増します。5にしてみると、Velvia風の濃い色合いになります。 1.3BORDER BUFFER周辺部のバッファ これは画像の周辺部を、色変換の計算から除く、というものです。 ネガフィルムの周辺は、画像の写っていないオレンジベースの部分があるし、広く写り込んでいる場合は、パーフォレーションやコマ番号、フィルム名などがあります。これらはNLRの色変換に影響を与え、変な色かぶりを生じたりするので、事前に画像だけにクロップするように指示されています。 ただ、あんまり細かなところまでは気にしなくてよいように、画像周辺部を、色変換の計算から除いているのです。デフォルトは全体の5%にあたる周辺部を除く、となっています。(この割合は変えられます) このタブの下にConvert Negatives変換ボタンがあって、変換できるのですが、やり直すときは、ボタンの下にある、以下のどちらかを選びます。 Reset Photo:これは変換する前のまったくのデフォルト状態に戻します(ホワイトバランスの設定は保持されます) UN-CONVERT:これはNLPですでに設定した値は保持して、反転操作のみをもとに戻します 2.Editタブ:変換後の調整 2.1Tone Profilesトーンのプロファイル ・Standard標準 フロンティアやノーリツの標準、ふつうのスキャナーソフトに比べるとコントラストは強い ・Linearリニアー 完全にリニアー(線形)の変換で、コントラストやガンマの修正はまったくない。 これは自分で好みの変換をするときのベースという感じのようです。 あと以下のようなプロファイルがあります(未確認) ・Linear Deepリニアー・ディープ ・Linear Flatリニアー・フラット ・Linear + Gammaリニアー+ガンマ ・All Hard ・All Soft ・Highlight Hard ・Highlight Soft ・Shadow Hard ・Shadow Soft 2.2Fine-Tuning Your Tonesトーンの微調整 ・Brightnessブライトネス(ガンマ) ブライトネスとなっていますが、実態はガンマだそうで、ブライトネス1ポイントでガンマ0.02に相当するとのこと。 これは変化が大きく、試して見る価値があります。 ・Contrastコントラストの調整 ・Lights明るい部分の輝度調整 ・Darks暗い部分の輝度調整 ・Whiteホワイト 画像中の一番白い点に着目し、ここからヒストグラム全体を移動する。 ・Blackブラック 画像中の一番黒い点に着目し、ここからヒストグラム全体を移動する。 2.3Adjusting The End Pointsエンド・ポイントの調整 これはSoft HighとWhiteClipがペア、Soft LowsとBlackClipがペアで、設定を行います。 これでできることは、tonal rolloffトーンの減衰です。 Soft HighとWhiteClipでは、トーンの一番明るい部分を、もっとソフトにもっとナチュラルに減衰させます。その代わり、コントラストを失うわけですが。 Soft LowsとBlackClipでは、トーンの一番暗い部分を対象に、同じことを行います。 WhiteClipとBlackClipは、それぞれ、純白、純黒のディテールをどの程度クリップするか、を指定するものです。デフォルトは0になっています。 2.4Color Balancingカラーの調整 FILMタブ: このタブでは、AutoColor 2.0と、各種フィルム・プロファイルから、選ぶことができます。 AutoColor 2.0 - Neutral デフォルトです AutoColor 2.0 - Warming 温かい色合い AutoColor 2.0 - Cooling クールな色合い AutoColor 1.0 これは多分旧バージョンでしょう Static Film Profiles以下が各種フィルムのプロファイルです。 Standard 一般的なプロファイル Kodak 一般的なコダックフィルム Fuji 一般的なフジフィルム(コダックよりも赤が少なく、緑が多い) Cinestill-T - Based on Cinestill 800T film hues. Cinestill-D - Based on Cinestill 50D film hues. CUSTOM カスタム(下に書いたHue、Strengthを変えると、このカスタムになります) このプロファイルにさらに次の調整が可能となっています。 Hue色合い調整 -180° to +180°まで、ぐるぐる動かすと色合いが変化します Strength強さ 上記Hue調整の強さを指定します mids、highs、shadowsタブ: このタブでは、mids中間域、highs高輝度域、shadow低輝度域の各々について、RGB/CMYの色補正ができます。 2.5Sharpening Schemesシャープネスの設定 あまり使わないかもしれませんが、シャープネスの設定がひととおり用意されています。なお、この設定の横に「+」ボタンがありますが、これを押すと、画像拡大が100%に切り替わります。シャープネスを確認するには等倍で見ることが必須ですので、便利です。 ・Sharpen: Leave as Set そのまま これがデフォルトで、もじどおり何もしません、Lightroomで何か設定してあれば、そのとおりになります。 ・Sharpen: off オフ すべてのシャープネス設定をゼロにします。 ・Sharpen: Labラボ フジ・フロンティアのデフォルトになっているシャープネス設定と同等だそうです。制作者のおすすめらしい。 ・Sharpen: Scanner スキャナー これは意図的に、粒子が目立つようなシャープネスをかけます。 以上ですが、なにぶん使い始めたばかり(まだ2日目-笑)なので、間違いや説明不足があると思います。大きな誤りに気づいたときは修正しますが、あとは「それなり」ということにさせてください。(笑)
by mitch_hagane
| 2020-09-11 00:30
| 1.写真(カメラ)
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