ハイドンの交響曲第103番変ホ長調「太鼓連打」The Drumrollを聴いてみた、の巻。 |
冒頭の太鼓連打、いろいろな演奏でどのように扱われているかを聴き比べていくだけでも、結構楽しめます。
その中で、ちょっとびっくりする例を一つ挙げると。ドイツグラモフォンのヨッフムとロンドンフィルハーモニックのものです。冒頭「強烈なフォルテで始まりだんだん弱くなってゆく」で始まります。ほうほう、ヨッフムはそういう解釈なのかと思って聴き進めていくと・・・第1楽章の最後で再現されるときに、今度は「弱く始まって、一旦ちょっと強くなって、まただんだん弱くなる」、!!!、最初と違うので、のけぞります。定説が無いなら色々やってみよう、というところでしょうか。あるいは、解釈に対する議論ばっかりしていては、曲の本当のよさを見失うよ、と言う注意喚起なのでしょうか。
手持ちはには7種類ほどの太鼓連打がありますが、冒頭と再現が異なるのは、ヨッフムだけです。
このドイツグラモフォンのヨッフムとロンドンフィルハーモニックのザロモンセットは、他にも「軽妙な洒落」と感じられる箇所が散見される、とっても個性的なものだと感じています。
いやぁ、いろいろと愉しめるものですね。
ヨッフム/ロンドン・フィルの「太鼓連打」はYouTubeにあったので、とりあえず聴いてみました。ほほぉ、なるほどと。
今まで気づかなかった点を発見するのは愉しいです。ありがとうございました。
ロンドン交響曲は人気のある定番の100,104はやっぱり外せないですね
ハイデルベルク交響楽団のロンドン交響曲集が刺激的ですごくいいです
音を軽くしキレを増した99番と102番が昔のハイドンの20~30番台の面影を残してることが分かってお気に入りになったり
1番好きなのはシギスヴァルト・クイケンの92番とハイデルベルク交響楽団の31番です
その他に好きな作曲家を一応書いておきます
他にもいろいろ音楽を探しました
気に入ったのは
バロック→ジョン・ジェンキンス,コレッリ
ロマン派→マルトゥッチ,ズガンバーティ
現代→ロス・エドワーズ・グレアム・クーネ,アンドリュー・シュルツ,ゴードン・ケリー,カール・ヴァイン(全員オーストラリア人)
バロックの二人以外はオーケストラの作品で見てます
コメントありがとうございます。
>1番好きなのはシギスヴァルト・クイケンの92番とハイデルベルク交響楽団の31番です...
おおっ、これは。(驚)
Sigiswald Kuijkenの指揮でハイドンの交響曲、それも92番ですか。う~ん、未聴です。(汗)
トーマス・ファイ/ハイデルベルク響のハイドンは何枚か持ってますけど、これも31番はなかったような。(大汗)
このハイデルベルク響の全集は、どうも途中頓挫のようで、残念です。トーマス・ファイさんは、一体どうしちゃったんでしょうねぇ。
>その他に好きな作曲家を一応書いておきます
>他にもいろいろ音楽を探しました...
これはまた凄いリストですねぇ。みっちなど、有名名曲しか聴かないものですから、全く未知の領域であります。教えていただいた作曲家は、機会を捉えて試聴してみようと思います。
https://www.amazon.co.jp/Haydn-London-Symphonies-Thomas-Fey/dp/B075YBQWRC
他の楽団や指揮者だと重すぎるかトロすぎて苦手な曲たちです
トーマス・ファイはほぼ引退状態でベンジャミン・スピルナーが指揮を引き継ぎました
2001年からナンバー2だったので方向性は多少柔らかくなったもののそんなに変ってはいませんね
ロンドン集の101はスピルナー指揮でしたがパワフルでしたよ
ハイドン集24は9,37,38,63を収録したアルバムを制作中で2018年末にリリース予定だそうです
その他作曲家の特徴は
明るい→コレッリ,マルトゥッチ,ズガンバーティ,グレアム・クーネ
暗い→ジョン・ジェンキンス,アンドリュー・シュルツ,ゴードン・ケリー,カール・ヴァイン
バラエティ豊かでどちらとも言えない→ロス・エドワーズ
参考になれば幸いです
>ハイデルベルクのロンドン集...
ロンドン・セットを集めたオムニバスが出たのですか。これは便利ですね。
>ハイドン集24は9,37,38,63を収録したアルバムを制作中...
おお、第23巻で止まっていた全集が再開ですか。トーマス・ファイを欠いても、全集完成を目指すと云うことなんですかね。
このほかにも、色々と有用な情報ありがとうございました。
とても、参考になりました。