Audirvana Plus Ver3.0.2を使い始めてその高音質に一驚する、しまった、もっと早く導入しておくんだった、の巻。（笑）

はい、もう言いたいことは、この記事の標題に尽きております。（笑）

どこが良いのかって、音が良いのです。（爆）

音が良くなる理屈は、過去記事をご覧ください。

ここで書いたように、iTunesで音楽を聴くときには、パソコンのOS（オペレーティングシステム、Windows10とかMac OS Xとかです）の助けを借りて、USBオーディオなどのハードウエアを駆動します。

OSの中の音楽用ライブラリを使うのです。このライブラリはWindowsもMac OSもCore Audioという名前が付いています。名前は同じでも、むろん、中身は全然別物ですが。

Audirvana Plusを使うと、このOSのライブラリをバイパスして、直接ハードウエアを駆動します。イメージ的には、このような形になります。

Audirvana Plusの導入は簡単です。（なおAudirvana PlusはMac専用で、Windows機には使えません。念のため）

1.メーカーのサイトで$74支払うと、メールでラインセンス・キーを送ってきます

2．同じくメーカーのサイトからトライアル版のソフトをダウンロードして、インストールします

3.ソフトの立ち上げ時に、"Enter license key"という選択ができますから、ここで1のキーを入力すれば、それで万事完了

ソフトを起動すると、最初に3点の確認があります。

①パソコンの音声出力機器の選択（みっちの場合はFireface UFX、要はUSB DACの選択です）

②楽曲ライブラリの選択

2とおりの方法がありますが、みっちはiTunesの楽曲ライブラリを直接指定する方法にしました。/Volumes/ExternalHD/iTunes/iTunes Music/Music

てな具合に指定するだけです。ExternalHDはそれぞれの環境依存です（追記です：/Volumes/ExternalHD/iTunesのような大ざっぱな指定で大丈夫）

③ハイレゾ・ストリーミング配信の選択

これは、みっちは使っていないので、すべてパスです

以上の操作だけで、ドーンとAudirvana Plusが立ち上がります。記事冒頭の画像をご覧ください。いきなりこんな感じになります。iTunesよりも見やすい感じです。

なお、Audirvana Plusを導入しても、iTunesは変わりなく使えます。iPodの管理とか、音楽CDの取り込みとか、すべてiTunesで行えばよいのです。

音楽CDが追加（あるいは削除）されれば、Audirvana Plusは自動的に追従します。

さて、導入は簡単だと分かったが、音の方はどうか？

何から聴くかなぁと迷って、先日生でも聴いたイザベル・ファウストさんのシューマン・ピアノトリオ第3番ト短調にしてみました。

この曲、ハルモニア・ムンディ盤で昨年から聴いているのですが、実は生の公演を聴いて、自分のステレオの性能にとてもがっかりしたのです。イザベルさんのヴァイオリンの魅力をまるで伝えていなかったのが分かったからです。それは、公演で冒頭の一節を聴いた瞬間に歴然でありました。

今回ソフトをインストールしたのが深夜であったので、みっちはイヤホンで聴きました。イヤホンはShureの何とかいうカナル型です。特別秀でた製品ではない、数年前の普及品です。

そして椅子から転げ落ちそうになりました。（笑）

あのコンサートで聴いた音の一端が聴き取れたからです。

それが昨日のことで、今日はスピーカーで音出しをしていますが、まだそれほど聴き込んでいる訳ではありません。

しかし、高いポテンシャルを感じます。

しんっと澄み切った音です。定位が恐ろしく明確に出ます。

新しい録音の曲だけではなく、たとえば古いクナッパーツブッシュのパルジファル、それも唯一のステレオ盤のを聴きますと、グルネマンツ役ハンス・ホッターとパルジファル役ジェス・トーマスの立ち位置というのが目に見えるようです。

このステレオ盤はとかく音質には問題があるのですが、こんな響きは初めて聴きました。

ということで、当分はAudirvana Plusの音質評価に夢中になりそうです。

今日はこんなところで。