それでは、今日は、最近手に入れた、これまた場所ふさぎの(笑)大型本2冊の話題です。
みっちはグレコ・ローマン趣味がありますので、こういうギリシャの史跡発掘もののビジュアル本は大好きです。
「Games and Sanctuaries in Ancient Greece: Olympia, Delphi, Isthmia, Nemea, Athens 」(2004年Paul Getty Museum出版)
もう一冊は、
「Great Moments in Greek Archaeology」(2007年Paul Getty Museum出版)
どちらも、学術的な本ではなく、写真やイラスト満載の気楽な読み物です。
大型本で、とにかく重くて、かさばります。(汗)
しかし、美麗な写真グラビアを眺めながら、古のデルファイ散策を空想するのには絶好です。
例えば、あのプルタークや、パウサニアスが歩いたであろう、デルファイの「聖なる道」を空想で辿ってみます。
奉納品や宝の収蔵庫が立ち並ぶ、斜面の道を歩き、最後の石段を登りきると、右手に高さ6mに近いアポロの巨像が見えるはず。これは、サラミスの海戦勝利のお礼に、デルファイに贈られたものです。アポロは腕に三段櫂船の衝角を抱いているはず。(参照:パウサニアス第10巻第14章(5)、ヘロドトス第8巻-121)
そして、左手のキオス人が奉納した大祭壇の向こうには、聖なるアポロ神殿の入り口が見えるはず。
ああっ、いいですなぁ。
ちなみに、デルファイについてのみっちの過去記事は、
ここを参照。
が、まあしかし、実際にみっちが散策するのは、近所の公園くらいでありまして、この間もとことこ歩いて、ふと立ち止まると、なにやら誰かに見つめられている気配がする。(笑)
第6感ってやつですな。
それで、振り返ってみると、こやつでした。(笑)
とりあえず、手持ちのカメラのシャッターを押して、もう一度ちゃんと撮り直そうと振り返ると、こやつはもう消えておりました。(汗)