「定年後のリアル」「定年後7年目のリアル」勢古浩爾(せこ こうじ)を読んでみる。うん、これは図書館から借りて読む本ですなぁ、の巻。(笑) |
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2015年 06月 29日
勢古浩爾(1947-)さんという人の書かれた、「定年後のリアル」「定年後7年目のリアル」いずれも草思社文庫版を読みました。 図書館から借りて読んだのですが、まあそれで良かったような。(笑) 勢古さんは、ご自身の説明を元にすると、こんな生活をされている方です。 『昼の十二時前後に起床。インスタントのストレートコーヒーを飲み、新聞をササッとめくり、暫時テレビのワイドショーを眺める。...それから使い古しのショルダーバッグに本と原稿用の紙とカセットウォークマンを入れ、自転車で外出。まずどこかの日当たりのいいベンチで缶コーヒーとタバコで一服する。...昼は基本的に食べない。昨年夏前に体重が八〇キロ近くになり、ばかじゃないのかと自分に腹が立ち、一日一食にしたのである。...さて、そのあとに行くところは限られている。時々図書館、時々公園、時々本屋、時々ショッピングモール、そして喫茶店である。長居できる喫茶店が激減し、あったとしても混んでいる。以前は五駅離れた町の喫茶店まで、毎日電車で通っていた。電車賃がばかにならず、今では週一、二回になった。それ以外の日は、市内にある三、四ヶ所のどこかの喫茶店に入ることになるのだが、そこで音楽を聴きながら、本を読むか、あてのあるようなないような文章を書く。そのまま、夕方六時前後に帰宅。』 後は夕食後にテレビ、DVDなどを楽しむ。 『そんなこんなで朝六時直前に就寝。...これがこの七年間、ほとんど変わることのない「コシヒカリ」的生活パターンである。』 笑。なかなか、起伏に富んだ生活ですなぁ。あと、カセットのウォークマンを未だ使っている人がいるのには、ちょっと驚きまですが。(笑) まあ、しかし、この人、普通のおじさんとちがうところは、物書きであるということで、正確に言えば定年になったのではなく、会社員と物書きが両立しなくなって、定年直前に会社を辞めたのであります。 それでこの2冊は、定年後の7年間のこのような生活ぶりを綴った本なのだが、基本的に上記のことが繰り返し書かれているだけである。だから、本屋さんで、前半部分を立ち読みするか、みっちのように図書館から借りて読む、ということで十分なのです。(笑) さて、まあせっかく読んだのだから、少しこれを元に、考えを巡らせてみよう。 勢古さんは、みっちと似たところもあるなぁ。(笑) みっちは、以前過去記事にこんなことを書きました。 『TVは映画放映やニュース以外ほとんど見ない、新聞を読まない、漫画・アニメを見ない、タレント(?)・セレブを全く知らない、ビデオ・ゲームはしない、パチンコ・麻雀しない、宝くじ買わない、野球・サッカー見ない、フィギュアー・スケートやゴルフも見ない、将棋指さない、囲碁できない、盆栽いじりやらない、山登り・ハイキングやらない、スキーしない、馬券買わない、ロットやらない、ベストセラー読まないというか、知らない、そもそも文学読まない、ポップス音楽聴かない、カラオケやんない、クラシック音楽も普通言われる名曲は大抵聴かない、イタリア・オペラ見ない、まだまだ続く。「それで生きていて、何の楽しみがあるんだ?」と真顔で聞かれたことがある。(大笑)』 何か似てる。(笑) まあ、勢古さんはTV好きで、新聞・野球もお好きのようだから、ちょいと違いますけどね。 「定年後の...」「まえがき」にあるこの部分が、とても気に入りました。(笑) 『生きがい、やりがいの問題である。仕事がなくなれば、もうすることがない。趣味なんてものも、じつはなかったのである。テレビを見ながら酒を飲むだけだったのである。...趣味がある人は、むしろ少なく、まだいいほうなのだ。ほとんどの人は酒飲んでテレビを見てひっくりかえるだけの毎日だったのである。』 また、『生きがい』については、「定年後7年目の...」の中で、英語ではどういうのか、検討されてますねぇ。a reason for livingとか、色々調べて『「生きがい」のように一言で表すような名詞はない。』と。 まあ、せっかく読んだので、みっちも考えてみるか。「生きがい」を英語かぁ。まあ、フランス語からの輸入だけど、raison d'être(レゾンデートル、存在理由)位ですかねぇ。 こういう時はフランス語、いいですねぇ。うっかりドイツ語なんかで行くと、Daseinsberechtigungとかなって、ハイデッガー先生が出てきそうな雰囲気にぃ。(笑) はい、本日はこれまで。
by mitch_hagane
| 2015-06-29 00:06
| 5.本
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