α6000のというか、Sonyの圧縮RAW形式を調べてみました。SonyのRAWは不可逆圧縮で、最良の場合でも、11bitである、ということが分かります。う〜んの巻。(汗) |


この記事は、「デジカメinfo」さんの下記記事(とそのコメントやり取り)に触発されて書いたものです。
http://digicame-info.com/2015/06/post-719.html
ちなみに元記事を読むと、イメージ処理パイプラインが、現状の不可逆圧縮形式に最適化されているらしく(128bitと非常にきりの良い大きさに圧縮されるのはこのためでしょう)、変更するにはファームウェアの書き直しが必要とされています。(新たなハードウエアは必要としないともある)
ロスレス圧縮を可能にすると速度的に影響が出そうですが、それでもいいから、オプションとして選べるようにして欲しいですね。
sonyはaudioではCDの規格を造り(16bit,sampling周波数44.1kHz,再生周波数帯域20~20000Hz)、これでは音楽の立体的な空間情報が入らないということでSACD(bit,sampling周波数2.8224MHz,再生周波数~100KHz)の規格を造っています。この感性のあるプロ集団が、ことデジカメの世界でデータ間引き(ロスあり圧縮)を行っているなど、audioと比べてギャップがありすぎて驚きです。やはり開発者の意識が余りに低く、どのみち8bitデータしか使わないのだろとたかを食っているとしか思えず残念でなりません。NEXとα7r系はユーザー層が違うと思うのですが、それに合わせた仕様になっていませんね。α7rはD800E.810併用者が多いんです。α7r系で速度(特に連射)を追求する者等おりません。ロスレス圧縮の搭載を切に望みます。
はい、そうですね。
確かに最終的には8bitのJPEGになってしまうので、感知しにくいのは分かるのですが。
参考文献a)にあげたサイトでは、夜空の星の軌跡の写真などで、不自然な階調になる実例を示しています。
いずれにせよ、ユーザー側にオプションの選択の余地が欲しいですね。
すみません、NEXユーザーを馬鹿にした書き方をしてしまいました。今のNEXは良く分かりませんが、以前はNEX 3,NEX 5はファミリーユースという感が強かったと思います。なるべく簡単に扱えるように...と。逆にNEX 7,α7rと使ってみて、ユーザーインターフェイスが作品作り向きになってはいないと思いました。それでもD800Eなど重い・大きなカメラを持ち出したくない時にこれらは格好の機種です。大型カメラと同等の画質がこの小さくて精緻な機械から得られるという満足感(羊の皮を被った狼といった感じ)が、なにものにも代え難かったのです。今はファームウエアの対応でロスレス圧縮が選択できるように祈るばかりです。
それぞれに、相応しい使い方がありますので。
みっち自身も、D810とα6000を用途に応じて使い分けています。どちらも、自分にとっては必要な機器です。
それにしても、Sony機のこうした情報について、日本語サイトでの情報が少なすぎですね。
ユーザーからメーカーへ、こうした要望をもっと積極的に寄せるべきと思います。
sonyの絵はcanon等に比べるてのっぺりとして立体感に欠けると感じていました。もしかしたら間引きされた画像データに原因があるのでしょうかね。
人間の官能的な部分の評価は難しいです。特に、お説のような感性は、一番数値化しにくいところですねぇ。
今回の記事で参照させてもらった海外のサイトの良い所は、他人がその気になれば検証可能な、再現性のあるレポートだという点です。
みっちは、エンジニア出身なので、こうした姿勢に好感を持っています。
α7rに比べて175g重い(持ち比べるまでもなく重いと感じます)。SEL1635Zを付けてみましたがずっしりきます。こんなコンセプトだっけ?
そうですか、だいぶ重くなりましたか。まあ、それでも、一眼レフの中級機クラスでしょう。
レンズについては、広角系なら短いフランジバックを活かせるのかなぁ、と思ってましたが、SEL35F14Zなんてずいぶん重いですねぇ。(汗)
購入後のアンケートにしっかり苦情および要望として書き込みましたが、その甲斐がありました。
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000789764/#19142502
良かったです。他の機種も早くファームアップされるといいですね。
dcrawのsony_arw2_load_raw()のコード読めました?私は、あまりに難解なコードで読み切れませんでした。
ダイナミックレンジ、分解能?の話なのですが、あのコードでは最後に摩訶不思議なLUTを引いていませんでした?LUTでカーブは如何様にもなるので、例示していただいたようなリニアな値?にはならないと思います。
読み違えていたらごめんなさい。
>最後に摩訶不思議なLUT...
curveのことですか。あのdcrawプログラムには、curveの定義が含まれていないので、(おそらく)RAWファイルの中に、機種・画像ごとの固有の値を持っているのだと思いますが。
本文中のグラフは、RawDiggerのサイトから借りたので、dcrawの解析ではありません。
とことん納得するためには、実際のRAWデータと突き合わせる必要があると思います。
(みっちはそこまでやっておりません。すみません)
α7sで天体写真をやっている者です。
最近12bitモードでのひどい画質についていろいろ調べていたのですが、この記事で大いに合点がいきました。
http://kojiro5.exblog.jp/i14/
16画素で輝度差を7bitで圧縮だって〜そりゃ星みたいなの撮るとダメになりますね!
ただ一つ合点がいかないのが、12bitでも14bitでも出力されるrawファイルのサイズが変わらないことなんです。なんのために圧縮しているのでしょうねえ。
ブログの記事、一部ですが拝見しました。星の写真、見事ですねぇ。素晴らしいです。(溜め息)
Sonyのロッシー圧縮については、海外ではどうも常識だったようです。今回14bitで非圧縮(フォーマットが提供されるというニュースは、本当に朗報ですね。
>なんのために圧縮...
この圧縮法だと、16画素のデータが切りの良い128bitになるというのが、ミソだと思います。
というか、ちょうど128bitに収まるように、色々考えたのでしょう。
この128bitで処理するのがハードウエア絡みでないのかが問題で、海外メディアの取材でも「ファームアップだけで非圧縮に対応できるのか」を気にしていたと思います。
続報が愉しみですね。
改めて、ご示唆と本稿読み返してみて、いろいろ間違った理解をしていたのでブログも改修しました^^;ありがとうございます。
ブログにも書いたのですが、ひとつわからないことがあります。
SONYのrawは「常に」ロッシー圧縮なんですかね?みっちさんのエントリを読む限り、「常に」ですよね。そのアルゴリズムで実際にrawを読めるわけですから・・
自分は、「Bモード(内部的12bit処理)」のときの画質悪化問題を追いかけていたのですが、もし「常にロッシー圧縮」だとすると、Bモードの画質悪化とロッシー圧縮の問題との関係が見えなくなってしまうのです。「内部的12bit処理」って何なんだろう・・?
α7sでの天体撮影では、バルブ・モード時に画質低下が見られる、ということなんですね?
このことは、全く知りませんでした。
通常時14bitであるものを12bitにするのは、普通に考えると連写速度との兼ね合いだと思いますが、バルブ・モードでも12bitになるのは、確かに不思議ですよね。
>SONYのrawは「常に」ロッシー圧縮なんですかね?...
イエスだと思います。14bitRAW、12bitRAWに関係なく、Sonyの現行機は全てロッシー圧縮と思います。
ロッシー圧縮によって、どのようなデメリットがあるか?ですが、RawDiggerの記事にあるように、暗い夜空に明るい小さい星があるような場合、階調の不連続が目視できるようになる、ことだと思います。これが、貴ブログで言及されているような、『星が腐る』ことと関連があるかどうかは、分かりません。
>データサイズは変化しない...
Sonyの圧縮アルゴリズムの話ですよね?
はい、相手のデータがどうであれ、必ず同じ大きさに圧縮されるというのは、それはそれで、大きなメリットですよね。
ただ、まあ、それでは許容できないニーズも世の中にはあるよ、ということでしょう。

