ルツェルンのアバド「復活」2003年を「観る」愉しみの巻 |
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2015年 04月 21日
はい、アバドのマーラーです。スイスのルツェルンの夏の音楽祭ライブ。Blu-ray4枚組。交響曲1番から7番まで。2003年から2009年までの記録です。素晴らしくシャープな映像です。実際にこの演奏会に出かけて、オペラグラスを使っても、ここまでは見えないでしょう。(愉) 夏のリゾートでの演奏会らしく、演奏者も観客もややリラックスした服装、アバドを迎える温かい雰囲気がなんとも言えません。ホールの規模は1900名前後で、例えばミューザ川崎シンフォニーホールなんかと同じくらいですが、座席の間隔が空いていて、ゆったりしているように見えます。とても、良い感じのホールです。 みっちのお目当ては何といっても、第2番「復活」です。 いやぁ、しかし、Blu-rayで見ると、アバドの幸せそうな指揮ぶりが印象的、あの独特のしなやかな指揮棒さばき、健在です。(嬉)第2番の収録は2003年なので、アバドもまだまだ元気です。2009年の映像になると、流石にちょっと衰えを感じますが。(汗) さて、みっちはアバドの「復活」が大のお気に入り。過去記事もあります。 このルツェルンの「復活」、ソプラノのエテリ・グヴァザヴァEteri Gvazava(1969-)、アルトのアンナ・ラーションAnna Larsson(1966-)、いずれも素晴らしい歌唱です。またエテリはとても美人ですし、アンナは存在感があります。そういえば、アンナは、ガイ・カシアスの「指輪」でエルダを歌っておりましたなぁ。 Blu-ray映像では、CDと違って、「見る」楽しみが凄いです。マーラーの交響曲では、編成が大きくて、様々な楽器が使われますから、特に興趣尽きません。このルツェルンはいずれ劣らぬ名人揃いでありますから、なおさらです。 例えば、この「復活」のクラリネット奏者で、ひときわ目立つ美女は、ザビーネ・マイヤーSabine Meyer(1959-)さんですねぇ。そうそう、あのカラヤンがベルリンフィルの首席奏者に迎えようとして、大騒ぎになった、あの方ですなぁ。(愉) まあ、興奮、興奮はいいとして、ここでちょっと我に返ってみます。(笑)どうも、音の方はBlu-ray向けチューニングという感じで、個々の楽器をかなりフューチャーしていますね。 ですから、例えば、第5楽章、Sehr Langsam Und Gedehntあたり、遠くの打楽器の音がはっきりしませんよぉ。(汗)ちょっと音響的には不満が残ります。CDも同じなのかしらん、ということで、別途CD版も手配してみました。英国からの廉価版購入なので、まだ到着しておりません。(笑)これは届いてから、追試してみるつもりです。 演奏終了後、オーケストラのメンバーまでもが互いに抱き合っています、オーケストラを取り巻く回廊席からは、盛大に花びらが撒かれる。 観客は総立ち、スタンディング・オベーションが延々と続きます。オーケストラ団員が舞台を去った後も、盛大な拍手に乞われて、アバドが登場いたします。ああっ、なんという感激、なんという感動。 Blu-rayでコンサート演奏を観るって、こんなに素敵なものだったんですね。これで、Blu-ray4枚組8000円少々という価格は安いです。みっちは、強くお薦めいたします。 そうそう、2009年の映像では、なんと観客の中に、サー・サイモン・ラトル(指揮者ですー笑)の顔が見えます。(驚)きっと、みっちが知らないだけで、他にも錚々たるセレブの方々が集まっているのでありましょう。何にしても、これほど素晴らしい雰囲気の演奏会映像は初めて鑑賞いたしました。(愉)
by mitch_hagane
| 2015-04-21 09:51
| 3.音楽
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