みっち、いよいよヴォルフガング・ワーグナーの自伝を読み始める。内容凄いですねぇ。(驚) |
コメントありがとうございます。
最近ちょっと忙しくて、更新頻度が落ちておりますが、マイペースで進めますので、よろしくお願いします。
>ミシェル・グローツの自伝が出版された...
Michel Glotzの『La Note bleue : Une vie pour la musique』(2002)のことでしょうか。
カラヤン、ワイゼンベルグ、マリア・カラス等々のエピソードが満載されているようで、面白そうなのですが、残念なことにフランス語版のみのようです。
みっちは、フランス語は....(汗)
英訳版がそのうち出版されることを祈っております。(笑)
いや、ヴォルガングの自伝には、今までに世間に知られている以上の情報はないです。
なお、同じ1951年のカラヤンの『ワルキューレ』第3幕のライブ録音については、ウォルター・レッグがヴィーラントに巧みに取り入ったということになっています。
『私(ヴォルフガング)は彼(ヴィーラント)と法律上は対等のパートナーのはずだが、この件の政治的な取引horse-tradingについて、私は全く相談を受けなかった。問題をつぼみのうちに摘み取ることに失敗し、大きな損害を被る取り決めを、彼が合意してしまうのを防げなかったわけだが、自分の兄を否認して背中にナイフを突き刺すようなこともできず、私は仕方なくそのままにしたのである。』自伝第8章111頁
先日『ヒトラーとバイロイト音楽祭 ヴィニフレート・ワーグナーの生涯』日本語訳上下巻を大枚はたいて購入しまして、あまりの面白さに猛スピードで読了し、今じっくりと改めて読み直している最中です。
日本語版タイトルが示す通りヴィニフレートを軸としながら、彼女とヒトラーの関係をはじめ様々な事件や人物間の錯綜を通じて、20世紀初頭から1980年までのバイロイト音楽祭とワーグナー家の波乱の歴史が綴られていきます。その内容は20世紀の主要期を網羅する歴史書にして芸術史書であり、同時に非凡な一族の愛憎劇でもあります。スケールの壮大さと濃密さの両面で、私がこれまで手にしたいかなる書物をも凌ぐ圧倒的なインパクトの作品です。
みっちさんの過去記事と重なるところも少なからずありますが、最もインパクトが大きいのはジークフリート・ワーグナーとヴィーラント・ワーグナーのあまり語られなかった人物面にメスを入れ、二人の実像を容赦なく曝け出した点でしょう。私は何度か思わず声を上げるほど喫驚させられました。
けっこう値の張る書物ですがみっちさんにもご一読をお勧めしたいと思います。なお英語版のほうは著者のB.ハーマン承認の短縮版だそうですが、日本語版は完全版のようです。
おーっ、有益な情報ありがとうございます。
Semperさんの興奮ぶりが伝わるような、コメントですねぇ。
さっそく読んでみましょう。愉しみです。
>ジークフリート・ワーグナーとヴィーラント・ワーグナーのあまり語られなかった人物面...
これが、興味津々ですねぇ。
それにしても、この3連休は暑いです。本日、屋外で4時間テニスをやりましたが、体力の限界を感じました。まあ、熱中症にならなかっただけでも、よかったです。(笑)