DECCA CLASSICALの検索用インデックスファイルをリリースします |
『DECCA CLASSICAL, 1929-2009』 なんと素晴らしいデータベース!(驚)
および
さらに宝の山がぁ(驚)いよいよ本拠地CHARMへ乗り込むの巻(笑)
でDECCA CLASSICALのことをお伝えした。
素晴らしいデータベースなのだが、ちょっと問題なのは、PDFファイルなので、検索がやりにくいという点である。
そこで、今回の試みはPDFファイルにインデックスファイル(.PDXファイル)を加えて、高度な検索が可能なようにしようというもの。
.PDXファイルを作るのは、AdobeのAcrobatを持っておれば可能である。まあ、わざわざ買わなくても、Adobeから期間限定の体験版をダウンロードすれば、インデックスファイル位は作れると思うが、それも面倒だろうということで、みっちが作りました。以下の場所にしばらく置きますので、興味のある方はダウンロードして下さい。また、検索の簡単な要領も書いてみました。
1.ダウンロード
DECCA CLASSICALの本体ファイルDeccaComplete.pdfは、上記ブログ記事を参考に、入手しておいて下さい。
念のため、リンクを再掲しておきましょう。
http://images.cch.kcl.ac.uk/charm/liv/pubs/DeccaComplete.pdf
注記:以下のリンクは閉じました。何かありましたら、コメント欄でお知らせ下さい。記2019年6月9日
今回、みっちの配るインデックスファイルは、ここにあります。
https://docs.google.com/folder/d/0Bz7LweeVhXKVSzhOeGNWd2ZDNW8/edit?usp=sharing
ここに、DeccaClassicalIndex.zipxというファイルが一個だけあるはずです。
これをクリックします。
No preview availableとなって、Downloadのボタンがあるはずです。これを押します。
使っているブラウザにもよりますが、保存するか実行するか聞いてくるので、「保存」を選びます。
普通は、「ダウンロード」というフォルダに保存されるのかな。
次にファイル名を変更します。DeccaClassicalIndex.zipxの最後のxを削除し、DeccaClassicalIndex.zipとします。「拡張子を変更すると...なんちゃら」とか出ますが、はい。
で、このzipファイルを解凍します。ファイルを右クリックして、「場所を指定して解凍」です。場所はどこでもいいです。マイドキュメントとか。
DeccaClassicalPubというフォルダができるはずです。
ここに、別にダウンロードしておいた、DeccaComplete.pdfを入れます。
こんな形になるはずです。
あとのファイル名やフォルダ名を変えてはいけません。DeccaClassicalというフォルダの中には、index.idxとか、index1.idxとか、訳分からないファイルがありますが、このままにしておいて下さい。
これで準備完了です。
2.検索の準備をする
DeccaComplete.pdfをダブルクリックします。Adobe Readerで文書が開きます。
メニューから、編集→検索を選びます。簡易検索の下にあるはずです。
検索窓が文書左に開いたら、この窓の下の方にある、「高度な検索オプションを使用」をクリックします。
窓の上の方、「検索する場所」が「現在の文書」になっているはず、ここをクリックして、「インデックスを選択...」を選びます。
インデックスの選択窓が開くはずです。ここで、初めてこの機能を使うのなら、インデックスは何もないはず。もし万一何か出てきたら、「削除」で消しておきます。
普通は何もないはず。「追加」を押します。
選択窓が開くので、DeccaClassical.pdxを選択して、「開く」。
あとは、インデックスの選択窓をOKして、終了。
3.いよいよ検索(ふぅ-笑)
例として、culshawとparryが接近して、文書中に現れるところを、全部検索してみよう。
まず、Adobe Readerのメニューから編集→環境設定を選び、検索の項をクリックする。
ここに、「近似検索の単語の範囲」というのがある、デフォルトでは900位になっているはず。これを20に変更。(厳密に20とする必要はない。これ位の値ということです) あとは、OKで終了しておく。
続いて、検索窓で「次の条件を含む」のところを、「すべての語が一致するものを検索」に変える。
「検索する語句を指定してください」のところに、culshaw parryを半角で入れる。culshawとparryの間は半角のスペースを入れておく。
あと、「完全に一致する語のみ」と「近似」にチェックを入れる。
やあ、これで完了。あとは「検索」ボタンを押すだけ。
この条件なら217件ヒットするはずです。その最初のヒットはこれのはず。
『>0918
Pr: John Culshaw Eng: Gordon Parry
1-2 Oct 1955 & 22 Jan 1956 West Hampstead Studio 3
Alleyn’s School Choir, English Opera Group Orchestra, Benjamin Britten』
ということで、無事プロデューサーがCulshawで、エンジニアがParryのレコードが、抽出できたというわけ。
あと、もちろん様々な使い方・検索が可能です。とりあえず、本日はここまでかな。
質問等ありましたら、コメント欄でお願いします。
追記:そうだここで書いておこう。こういった検索をAdobeが「近似」と呼んでいるのは、絶対におかしいです。これの英語オリジナルの表記は、Proximityです。Proximityの意味は「近似」ではなく、「近接」です。距離や時間が接近していること、です。どうもAdobeの翻訳者は日本語を理解せぬ人と見える。