The Girl with the Dragon Tattooドラゴン・タトゥーの女 |
原作(といっても英訳-汗)原語はSwedishだから
映画が二本、スウェーデン版(MUSIC BOX FILMS)とハリウッド版(COLUMBIA PICTURES)
感想:
まあ登場人物のハンサム度/美人度はハリウッド版が勝る(笑)が、原作への忠実度ではスウェーデン版が勝る。
とはいうものの、細部ではハリウッド版の方が原作に忠実なところもある。
例えば原作では、Magda-32016以下の謎の一連の符号の意味を、主人公に教えてくれるのは、不意に訪問してきた娘なのだが、スウェーデン版の映画では Lisbeth Salander に変わっている。ハリウッド版は原作に忠実である。
また、原作ラストシーンでは、Lisbeth Salander と Mikael Blomkvist の間のちょっとしたエピソードがあるが、スウェーデン版では省略されている。ハリウッド版では大分ロマンティックにはなっているが、ちゃんとある。
さて、自分としてはどれがいいか。それは文句なしに原作の小説でしょう。
例えば、主人公が新聞社へ行き、Harriet の昔の写真(パレードの写真)を探しあてるところですが、原作の肝心な部分なので、映画版どちらも再現しているけれども、迫真性はなんといっても小説。まあ、どちらの映画も昔の(正確には1966年の)モノクロ写真らしい雰囲気を再現しているところが楽しいですが。
ここで解決の鍵となる写真を撮ったカメラが Kodak Instamatic with flash ということになっています。フィルムは126版という、35mm幅位のフィルムに裏紙を巻いて、カートリッジに収めたようなもの。画面サイズは26mmx26mmの正方形です。
そういえば見覚えがある(汗)
写真は左から、原作小説(もちろん英訳版-汗)、スウェーデン版Blu-ray、ハリウッド版Blu-ray。