アルミン・ジョルダン指揮の「パルジファル」を聴いてみました、の巻。 |


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2026年 02月 13日
![]() そして、フィリップ・ジョルダンのお父さん、アルミン・ジョルダンの指揮した曲を聴かれた感想を書いておられます。それでは、みっちもアルミン・ジョルダンを聴いてみることにいたしましょう。 記事冒頭の画像はハンス=ユルゲン・ジーバーベルク監督の映画「パルジファル」(1982年)です。VHSやDVDで発売されてはいますが、現在は絶版で入手困難、中古ではプレミアがついて高価です。まぁ、YouTubeで「Hans-Jürgen Syberberg Parsifal」で検索すれば、画質はともあれ、どんなものか見ることが出来ます。みっちはこの映画のことは承知していたのですが、音楽指揮がフィリップ・ジョルダンのお父さんとは気づいていませんでした。(笑) この映画は4時間15分で、そのサウンド・トラックはオペラの「パルジファル」の完全な全曲です。そして指揮者はアルミン・ジョルダンなんですが、なんとなんと、アルミンさんは映画中でアムフォルタス役で出演しているのです、凄いなぁ。(笑)あっ、もちろん歌っているのはバス・バリトンのウォルフガング・シェーネですけどね。 このサウンド・トラックの方は現行盤で、Apple Musicストリーミングにも入っています。聴いてみましょう。なおジャケット画像から、これはワーナーの2009年盤、The Opera Series、Catalogue number: 2564687525、と同じものではないか、と想像します。ストリーミングは44.1kHzロスレス配信です。 ![]() うーん、分かりやすく、くっきり明快な「パルジファル」という印象、グルネマンツ役ロバート・ロイドは英国、クンドリー役イヴォンヌ・ミントンはオーストラリア出身なんですが、それもあって、暗い情念が渦巻く聖杯神聖劇的イメージはありません。イヴォンヌ・ミントンは明るい歌声、ワーグナー的ドラマティック・ソプラノ、メゾ・ソプラノではありません。例えば第2幕のラストあたり、パルジファル役とのシーンでは、愛情が薄れた恋人をなじる商売女みたいな感じで、どうもなぁ。まぁ、それが狙いなんだよとか云われると、それまでなんですが。 てなことで、パスピエさんの記事に呼応して、また知見が増えました。アルミン・ジョルダンは「指環」録音の話もあったようですが、健康上の問題で実現しなかったとのこと、惜しまれます。 Discogsから拾ったクレジットです Conductor – Armin Jordan Tenor Vocals [Parsifal] – Reiner Goldberg Bass Vocals [Gurnemanz] – Robert Lloyd Mezzo-soprano Vocals [Kundry] – Yvonne Minton Baritone Vocals [Amfortas] – Wolfgang Schöne Bass Vocals [Klingsor] – Aage Haugland Bass Vocals [Titurel] – Hans Tschammer Contralto Vocals [Eine Stimme] – Gertrud Oertel Vocals [Blumenmädchen] – Britt-Marie Aruhn, Eva Saurova, Gertrud Oertel, Hanna Schaer, Jocelyne Chamonin, Tamara Herz Vocals [Gralsritter] – Gilles Cachemaille, Paul Frey Chorus – Chœur Philharmonique De Prague Chorus Master – Josef Veselka Orchestra – Orchestre Philharmonique De Monte-Carlo Recorded July 1981 in the Palais des Congrès, Monte Carlo.
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by mitch_hagane
| 2026-02-13 08:59
| 3.音楽
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2026年 02月 11日
![]() ちょっと読み通すのに努力が要りました。あの「天使と悪魔 Angels & Demons」(2000年)や「ダ・ヴィンチ・コード The Da Vinci Code」(2003年)の頃の「熱量」はないのです。そして今回の「The Secret of Secrets」ですが、実は過去作「ロスト・シンボル The Lost Symbol」(2009年)の設定を引き継いでいます。主役の1人、キャサリーン・ソロモンは「ロスト・シンボル」ですでに登場していたんですね、すっかり忘れておりました。 記事冒頭の画像は、みっち所有の「ロスト・シンボル」ハードカバー原書と、iPad Pro上のKindleアプリで表示させた「The Secret of Secrets」です。「ロスト・シンボル」の方は、2009年に買って読んで、そのまま書庫に仕舞われておりました。今取り出してみますと、そのとき挟んだ栞やポストイットが17年前のままです(笑)、そして内容はすっかり忘れております。(爆) まだこの頃は紙の本を買っていたのです。みっちがアマゾンのKindle端末を買ったのは2010年です。まだ電子書籍は主流ではありませんでした。 たしかに、今「ロスト・シンボル」を読み直してみると、キャサリーン・ソロモンはノエティック・サイエンスを専攻する科学者で、本も2冊書いているとなってます。「ロスト・シンボル」は御存知のとおり、フリーメーソンの秘儀が中心になっておりましたので、こちらにはさっぱり目が行かなかったんですね。そして、「ロスト・シンボル」のラストでは、ラングドンとキャサリーンは良い雰囲気にはなっているのですが、これで大恋愛という感じではありませんでした。 まぁ、そんなことを踏まえつつ、「The Secret of Secrets」の評価をいたしましょう。プラハという街の有名な観光スポットを使い、それなりのペースで読者に次々とページを繰らせるテクニックは、流石にダン・ブラウンさん一流のものです。しかし、今回のテーマ、ノエティック・サイエンスはどうもねぇ、みっちはどう転んでもそうしたことの信奉者にはなりそうもないです。それと、ラングドン教授が鮮やかに解いて見せる、数々の謎解きの出来がどうも今回は、今ひとつでありました。 みっち的評価はこんなところになります。 よい点: ・ストーリーテリングはスムースで、ページ・ターナー(Page turner)としてよく出来ています ・プラハの数々の観光スポットの面白い紹介になっています ・ランダムハウス社(出版社)の描写が今どきで面白いです わるい点: ・随所に仕込まれたトリックに新鮮味がないです ・「ゴーレム」が登場しますが、これの歴史的深み・探求はありません ・ノエティック・サイエンスにおよそまともな関心が持てません といったところで、どうでしょう、評価は「暇つぶしには絶好」くらいでしょうか。(笑) 追記です: なお、みっち過去記事で「The Secret of Secrets」は何回か採り上げていますので、リンクを載せておきます。 なお、ダン・ブラウンさんの著作は以下のとおり。 ロバート・ラングドン教授ものは以下の6冊です。 Angels & Demons (2000) The Da Vinci Code (2003) The Lost Symbol (2009) Inferno (2013) Origin (2017) The Secret of Secrets (2025) またスタイルは似ているが、主人公がラングドン教授でない2冊があります。 Digital Fortress (1998) Deception Point (2001) #
by mitch_hagane
| 2026-02-11 10:43
| 5.本
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2026年 02月 07日
![]() 今日の演目はこんなところです。 シューマン/交響曲 第3番 変ホ長調 作品97「ライン」 ワーグナー/楽劇「神々のたそがれ」 ─「ジークフリートのラインの旅」 「ジークフリートの葬送行進曲」 「ブリュンヒルデの自己犠牲」 フィリップ・ジョルダン(1974-)はスイスの指揮者、みっち的には昨年10月のウィーン国立歌劇場公演「ばらの騎士」以来です。あの公演の興奮を思い出します。 またワーグナーファンにとって記憶に新しいのは、もちろんバイロイトでバリー・コスキー演出の「マイスタージンガー」を2017年から2021年まで、彼が指揮したことですね。そうそう、エリーナ・ガランチャがクンドリー役を歌った、ウィーン国立歌劇場「パルジファル」も彼の指揮でした。 さて、後半がワーグナー・プログラム、「神々の黄昏」からの音楽、「ブリュンヒルデの自己犠牲」を歌うタマラ・ウィルソン(1982-)はアメリカのソプラノ、メトで「アイーダ」のタイトルロールなど実績があるとのこと。さあて、どうなることやら、午後6時定刻よりやや遅れて、シューマンから演奏会は始まります。 シューマンの交響曲をレコードやCDではなく、実演で聴くのは久しぶりです。ただ、どうもオーケストレーションがねぇ、いやこれはN響の問題ではなく、作曲家の問題なんですけど、心地よく響きません。なんだか重っ苦しくて、交響曲らしいスカッとさわやかな響きがないなぁ。もちろん随所にシューマンらしい、インティメイトな楽想が盛り込まれて、愉しいのですが。例えば、第3楽章の冒頭、ヴィオラだけが優しい旋律を奏で、しばらくしてこれにヴァイオリンが加わってくるところなど、とっても好きですね。 ここで20分の休憩、NHKホールってのは、およそ文化的な香りに乏しいところです。建物がでかい割にトイレも足りませんしね。さあて、いよいよワーグナーです。 結論から云いましょう、ジョルダンの指揮の下、N響はよく弾きました。この夜ここで鳴ったのは、まさしくワーグナーの音楽です。管楽器のソロはまだ上には上があると思いますが、弦の厚み、音色、シューマンの時より編成の増えたオーケストラが咆哮するとき、久しぶりに、背筋がゾクッといたしました。 ああっ、それで肝心の「ブリュンヒルデの自己犠牲」はどうだったの、これはねぇ、なんちゃって、でありました。声量が足りない、声質がドラマティック・ソプラノじゃない、云々かんぬん、もう止めておきます。 みっちが実演で最初に聴いた「ブリュンヒルデの自己犠牲」は、1987年の西ドイツ(当時-笑)ベルリン・ドイツ・オペラ公演、カタリーナ・リゲンツァでした。それ以来40年の長きにわたって、聴き続けています。実演では、このあとすぐにギネス・ジョーンズを聴きましたが、リゲンツァの印象が強すぎて、あまり記憶にありません。そして、バレンボイム・ベルリン国立歌劇場公演のデボラ・ポラスキー、少し荒削りの印象。 最近では、東京春音楽祭のクリスティアーネ・リボール、この人はちょっとね、でしたが。(笑)あとは新国立劇場でペトラ・ラング、これは文句なくよかった、飯守泰次郎さんが元気に指揮されていた姿が目に浮かびます。あとは東京春音楽祭のガラで聴いたエレーナ・パンクラトヴァ、彼女の貫禄とその発するオーラには驚愕、ただ「ワルキューレ」第1幕抜粋は完璧でしたが、「ブリュンヒルデの自己犠牲」はちょっと留保付きではありました。まぁ、そんなものなんです。 ですが、こうして聴いてきた「ブリュンヒルデの自己犠牲」はいずれも一流、今宵のN響定期とは比較にもなにもなりません。一流レベルというのは、そうだな、テニスで云うなら、先日の全豪オープン決勝、エレナ・ルバキナが女王アリナ・サバレンカを破った試合のようなものです。それと比べれば、今晩の歌唱は、WTAランキングの100位前後の試合でしょう。そういう違いって、どんなずぶの素人であっても、明らかに分かるものなのです。 はい、そんなところが、今日の演奏会でありました。なんといっても、ジョルダン・N響の素晴らしいワーグナーが聴けてよかった、感想はこれに尽きるのであります。 記事冒頭の画像は、今宵のフィリップ・ジョルダン、タマラ・ウィルソン、N響のメンバーです。このようにカーテンコール後の写真撮影は普通のことになっております。
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by mitch_hagane
| 2026-02-07 00:39
| 3.音楽
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