さて、「スポーツの秋」でもありますなぁ、ということで、テニス・ラケットをチェンジいたしました、の巻。 |
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2017年 09月 14日
みっちは、バボラ社のピュア・ドライブを2009年モデルから3代続けて、ずっと使っております。2009年モデル、2012年モデル、2015年モデルと来たわけで、今年は2018年モデルが、もう市販されております。 それで、順当に行けば新2018年モデルを買うところなんですが、最近ちょっとピュア・ドラの「硬さ」に少し疲れてきておりまして、今回は浮気して、プリンスのラケットにチェンジいたしました。 ビースト100というモデルです。ノーマル・グロメットで、重さ300grの方。ビーストってBeast(野獣)ですなぁ。でも、その名前とは裏腹に、とても柔らかいラケットなんです。 テニス・ラケットを評して、よく「硬い」「柔らかい」とか云いますけど、これは表面の「硬さ」のことを云っているのではなくて、「しなりやすさ・しなりにくさ」の意味です。 材料力学的には、「剛性」stiffnessと云います。 べつに難しい話ではなくて、具体的には、ラケットの握りの部分を固定し、その状態でラケットの先端部に一定の力を加えて、ラケットのたわみ量から、「剛性」を評価するのです。 「剛性」が高い(硬い)ラケットであれば、ほとんどたわまないでしょうし、「剛性」の低い(柔らかい)ラケットであれば、かなりたわむでしょう。 この度合いを数字で表す「指標」があります、代表的なのはRA値です。 今回手に入れたビースト100は「RA値67」とされています。今まで使っていたピュア・ドライブ2015は「RA値72」でした。実際に打ってみると、ビーストは、とても柔らかい打感と感じます。「柔らかい」ラケットは、一般に「飛びが悪い」傾向があるのですが、ビースト100はピュア・ドライブ並に飛びます。これがまあ、「売り」の性能なんですね。 まずは、みっちの要望どおりのラケットと云っていいでしょう。昨日初めて使用してみましたが、なかなか好印象でした。これから涼しくなってくるので、さらに使い込んでみる予定です。 なお、RA値の詳細は、以下をご覧ください。 参考:RA値について RA値の測定は、Babolat社が作っているラケット試験器RDCを使って測定するのが、一般的なようです。RDCはRacquet Diagnostic Centerの略ですが、定価50万円ほどする機械のようです。とうてい個人で買うようなものではないですね。 これで得られるRA値の範囲は、0から100までの間となっていますので、単位はなく正規化された値なのでしょう。現代のふつうのラケットですと、60台か70台の値となります。50台の値になるラケットは、かなり珍しいです。この数字、RA値の大きい方が剛性が高い(より硬い)ラケットということになります。 一般に、剛性の高い(RA値の大きい)ラケットは、ボールが当たったときの衝撃をあまり吸収しないので、弾きが良く、良く飛ぶのですが、反面、ボールが当たった時の感触が希薄で、コントロールしにくいとされます。 反対に、剛性の低い(RA値の小さい)ラケットは、ボールが当たったときの衝撃を吸収するので、弾きが悪い、それほど飛ばないのですが、ボールが当たった時の感触がよく伝わり、コントロールしやすい、とされます。 それじゃあ、実際のラケットのRA値を見てみるか、となるのですが、どっこい、この値を公表しているメーカーはほとんどないのです。(汗) RA値は、これで全てが分かるというような指標ではないですけど、ラケット選びをする上で、重要な指針になります。ぜひ公表して欲しいですね。 ちなみに、アメリカのテニス用品店Tennis Warehouseは、取り扱っているラケット全数について、自前でRDCを使ったRA値の測定結果を公表しています。ここのページにあるラケット仕様のなかの「stiffness」という項目がそれです。 ただ、Tennis Warehouseのデータは、「ラケットにガットを張った状態」での測定結果です。メーカーの公表しているRA値は、「ラケットにガットを張っていない状態」のものなので、少し結果が異なります。Tennis Warehouseの話では、ガットを張ると、RA値が4~6下がると言っています。(参考URLはこれ。ここの質疑の中でTennis WarehouseのJasonという人が答えています。) もっとも、ワールドワイドの市場で売られているラケットは、日本市場のものと名前が違ったり、仕様が異なったりしていますので、注意が必要です。そういう意味でも、なかなか「ずばりコレ!」という情報はないのです。(汗)
by mitch_hagane
| 2017-09-14 10:28
| 0.総合
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