過去記事で、
ルノー・カピュソン(Vn)が、みっちの選択にいつの間にか入ってきたのでした。(汗)
そこで、今度は意識して、彼のヴァイオリンを中心に室内楽を見直すことにしました。(笑)
はい、そこで今日はまずルノー・カピュソン(第1Vn)、アリーナ・イブラギモヴァ(第2Vn)、ジェラール・コセ(第1Va)、レア・エニノ(第2Va)、クレメンス・ハーゲン(Vc)という豪華メンバーで、モーツァルトの弦楽五重奏曲全曲を聴きましょう。
DVDですから、カピュソンとイブラギモヴァの妙技を目の当たりにできます。(belvedere盤です、表記はオールドイツ語で、解説などの類いはかけらもありません-汗)
2014年のザルツブルク・モーツァルト週間のライヴです。
収録場所はザルツブルクのモーツァルテウム大ホール、1月29日と31日のマチネ公演(当時のプログラムを見ると、どちらの日も11:00開演となっています)です。よくある、なんちゃってライブではなく、正真正銘のライブ収録ですね。
29日の公演:(DVD1枚目)
第1番変ロ長調 K.174
第6番変ホ長調 K.614
第4番ト短調 K.516
31日の公演:(DVD2枚目)
第2番ハ短調 K.406
第5番ニ長調 K.593
第3番ハ長調 K.515
モーツァルトの弦楽五重奏曲は、第1番K.174が若書き(1773年)で、それらしく明るく軽い感じ、他の5曲はさらに一段と粒ぞろいの傑作です。
まあ、ここからみっちが一曲採るとしたら、まずは第4番ト短調 K.516でしょうねぇ。できれば、あともう一曲、第5番ニ長調 K.593か第3番ハ長調 K.515を、どちらか採りたいところです。(第6番は一時期あまりに聴きすぎたので、とりあえずパス-笑)
さてそれで、カピュソンとイブラギモヴァ以下の演奏は如何に。
これは想像以上によかったです。特に上に挙げた第4番、第5番は絶品ではないでしょうか。時の経つのを忘れます。(嬉)
それで、今やはっきり云えます、「ルノー・カピュソンは素晴らしいぃ!」。(笑)
また、室内楽を「観る」というのも、なかなか愉しいものであることが分かります。たとえば、イブラギモヴァは厳しい表情が多いですが、ときおり見せる笑顔はいったいどういう意味だろうか(自分の演奏に満足しての笑みなのか、あるいは他の演奏者に対してか、それとも曲自体の愉しさに興じてなのか-謎)、などと考えてしまいます。(笑)
はい、それでは、例によってあまり本質的ではないのですが、みっち的に気になったことを、少々。(笑)
この画面からも分かるように、イブラギモヴァの背後に三脚に据えた小型カメラが置かれています。あっ、云うまでもなく、左がカピュソンです。
このカメラで撮ったと思われる映像が何カ所か挿入されます。
こんな具合。
ただし、これは29日の公演(DVD1枚目)のみです。31日の公演(DVD2枚目)では、なぜかこのカメラは省かれております。