前回、シャーンドル・ヴェーグ指揮カメラータ・ザルツブルクの演奏で、シューベルト交響曲第9番ザ・グレートを聴いたわけですが、「音楽」的にはともあれ、「音」的には不満が残りました。
そこで、それ、「音」で迷ったら、「黄金の方程式」ですよ。「シュターツカペレ・ドレスデン+聖ルカ教会+1970年代から80年代初めアナログ録音」であります。(笑)
以前に、ヘルベルト・ブロムシュテット指揮「ベートーヴェン交響曲全集」を
ご紹介しておりますが、
今日は、同じくヘルベルト・ブロムシュテットの指揮シュターツカペレ・ドレスデン演奏の「シューベルト交響曲全集」であります。
第9番に関していえば、1981年3月23-27日の録音、もちろん聖ルカ教会でのアナログ録音です。この後はデジタルの大波が押し寄せますから、これが「黄金の方程式」の最後の残照ですなぁ。
CD4枚組ですが、例によって価格は低廉、それは良いのですが、ジャケットの絵柄がぁ...
ああっ、これぞ廉価盤といわんばかりのデザインです。
TGさん、どうか目をつぶってください。(笑)
いや、それはいいのです。問題は「音」なのですから。
さっそく聴いてみる。
みっちは、かねてから「シュターツカペレ・ドレスデン+聖ルカ教会」のシューベルト第9番は、
サヴァリッシュの指揮した盤を愛聴しているのですが、
あれは1967年の録音、いくら良いとはいえ、やや不満がぁ...
それでこのブロムシュテット盤はどうか。
おおっ、第1楽章冒頭のホルンから、何という美音、何という細やかな弦音よ。(愉)これはもう、ヴェーグ先生には申し訳ないけれど、「音」の点ではもう勝負になりません。
これこそ、天上の音楽だぁ...というところで、本日はお終いです。(呆)