さらに、グールドのピアノでリヒアルト・シュトラウスのピアノソナタ・ロ短調を聴く、の巻。 |
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2016年 04月 17日
グレン・グールドの最後の録音です。録音が終わったのは1982年9月3日。彼が病に倒れたのは、9月27日のことです。 リヒアルト・シュトラウス(1864-1949)の、このピアノソナタ・ロ短調・作品5(1881)は作曲者が16歳の頃に作られたものですね。若書きです。 4楽章に分かれ、第1楽章はベートーヴェンの「運命」動機へのオマージュで始まります。 取り上げられることの少ない作品だと思いますが、元気のいい曲です。 シュトラウスのこの曲を聴くと、彼の晩年の作品、例えば「メタモルフォーゼン」辺りへ至る道のりの長さに、心を打たれます。 ロマン派と呼ばれる作曲家は、早世する人が多かったですから、こうした感慨を抱くことは少ないですね。 あっ、ヨハネス・ブラームス(1833-1897)あたりは比較的長生きでしたから、こうした円熟・枯淡の趣きがやはり感じられますが。 サミュエル・カーターSamuel Carterのライナー・ノートによると、グールドは他のピアニストたちが何故このソナタを取り上げないのか、いぶかっていたとのことです。 アルバムには、他に作品3の「5つのピアノ小品」が収められています。 写真は、近所の植物園の温室でみかけたジャカランダJacarandaです。藤色の綺麗な色の花木ですね。南国出自の植物のようです。
by mitch_hagane
| 2016-04-17 16:10
| 3.音楽
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