みっちは1970年代から80年代初めにかけて、オーディオに凝っておりました。
ですが、その後、急速に関心を失い、ごく最近(昨年2015年)までは、おもちゃのような装置で済ませておりました。
昨年一挙に装置を更新(冒頭画像参照)して、多少はましなものに変えたのですが、依然、現在のオーディオ本流(そんなものが、まだあるとすればですが-笑)からは、ほど遠いようです。
畢竟するに、みっちはオーディオの人ではなかったようであります。(爆)
【SACD・ハイレゾいらない】
まず、オーディオ界の主流であるらしい、SACD・ハイレゾというものに、さっぱり関心が湧きません。(汗)
ふつうのCDの44.1KHzサンプリング、16ビット量子化で何が悪いんや、と思っております。
生来、疑い深い性質なので、例えばSACD化によって、格段と音質が向上しましたと言われても、素直に受け取れないのです。(笑)
SACD化に際しては、たいがいオリジナルの録音テープなどをデジタル・リマスターしているわけで、音が変わるのは当たり前、仮に音質が向上したとしても、それがSACD化によるものなのか、リマスターのおかげなのか、定かではないと思います。
さらに、当然ながら、市販されているCDの全てがSACD化されているわけではないですからねぇ。
【LPレコードもいらないなぁ】
一方では、逆に、LPレコードに回帰する動きもあるようですが、これまた大疑問。
もちろんアナログも捨てたものではなく、装置を吟味して、十分にチューニングすれば、LPレコードから信じられないほど良い音がするのは、かっての経験から承知していますが、しかし、もはやソースの入手難、利便性の低さから、ギブアップでしょう。
今現在貴重盤を所持しているならともかく、これから入手しようというのはナンセンス。容易に安価に入手できるノーマルCDをリッピングして、PCオーディオにして手間を省くのが最良と考えています。
【PCオーディオが一番便利!】
PCオーディオにする理由は、利便性の高さです。
みっちの好きなオペラの場合、第何幕第何場の特定のアリアを聴き比べたい、といった欲求が必ず生じます。これをレコードで探していたのでは、とてもではないが、不便でやっていられません。実はCDでも、まだ不便です。それでパソコンにCDを取り込み、iTunesで再生します。これでどうやら、利便性は満足できるレベルになります。
【でも録音は吟味しないといけない】
ただ、CDで良いのですが、オリジナル音源がアナログ(普通はテープ録音)の場合、CDへのトランスファー次第でかなり音が変わります。
CDがLPレコードに取って代わったのは、1980年代なんですが、この80年代初期の頃のCDはどうも、アナログからデジタルへの変換が今ひとつで、音が良くないです。
ですから、古いアナログ録音の演奏を良い音で聴きたいなら、なるべく最新の技術でリマスターされたCDを求めるのが良策です。
また、1980年代初期は、アナログ録音とデジタル録音(当時はPCM録音などとも呼ばれていた)の両方が使われており、この頃はデジタル録音にまだ慣れていなかったためか、あまり音が良くないと思います。
この年代の録音は、ですから、なるべくアナログ録音のものを選ぶのが良いです
80年代も後半になると、デジタル録音で問題なくなります。それに、80年代後半以降は、アナログ録音そのものが、なくなってしまいますし。
【鰯の頭も信心から-笑】
最後に、オーディオ界に渦巻いている(らしい)迷信を信じない、というか信じたくない。(爆)
エージングとか、接続ケーブルによる音の変化とかは、科学的な根拠が示されてから信じれば良いと思っています。(笑)
今のところ、◯◯材質のケーブルが☓☓材質のケーブルより、明らかに優れているというような一般的な法則は、未だ工学的にも心理学的にも証明されていないと思います。
それと、何かというと、おまじないのように出てくる「エージング」という言葉ねぇ。(笑)
まあ、そんなことより、経時劣化の方を心配した方がよいと思いますが。
おや、つい色々と悪口を言ってしまいました。(汗)はい、本日はこれまで。
冒頭画像は、みっちの現状「オーディオ」システムです。
前回からの変更点は、DenonのUSB DACを使うのを止めたことぐらいですかね。あと、FMチューナーからのデジタル出力を止めて、アナログ出力に変えています。