えーっ、みっちの趣味は昔から、読書、写真、音楽鑑賞、それにテニスであります。
その昔はですねぇ。
読書は、まあ、紙の本を読みます。
写真は、フィルムを詰めて、撮ります。
音楽鑑賞は、LPレコードをステレオ電蓄に掛けて、聴きます。
この辺りは、日本人の趣味の王道ではなかったでしょうかぁ。(笑)
それがですねぇ、近年、すっかり様変わりしております。
読書には、Kindleというものが、のさばるようになってきました。電子書籍です。
写真はデジカメが当たり前、音楽鑑賞も、LPレコードからCDに、さらにはPCオーディオとなって、すべてはパソコン頼みという状態になっております。
その中で唯一孤高の存在は、テニスでありました。こればっかりは、いくらパソコンの野郎が頑張っても、どうしようもあるめぇ、と思っていたのですが、それがどっこい。(笑)
冒頭画像を見て下され。
フランスはバボラ社のテニス・ラケット、ピュア・ドライブのハンドル部分なんですが、あれっ、何か繋がっている。なんとマイクロUSBケーブルです。(驚)
これがバボラ・プレイ・ピュア・ドライブBabolat Play Pure Driveです。
このラケットは、ハンドル部分に、6軸センサー、加速度計、ジャイロスコープ、圧電素子を組み込んでおり、Liバッテリで駆動されるのです。いや、重量・バランスは、通常のモデルと全く変わりません。もともとテニス・ラケットのハンドル部分は、重さ・バランス調整用に肉厚で中空なので、こうした電子デバイスを入れるのに適しています。
こうして、プレイ中にデータを蓄積し、プレイ後にUSBケーブルか、あるいはBluetoothでデータを移します。アプリはiPhone、Android用は専用の無料アプリが提供されているし、パソコンは、同期用ソフトはMacとWindows用、データ閲覧はブラウザです。
で、何ができるの?ってことなんですが、まあ、もっとも単純な使い方は、万歩計みたいに、何回ボールを打ったか、その回数記録です。
たとえば、近所のテニス・スクールで1時間30分のレッスンを受けると、「総プレー時間1時間20分、ショット数472」とでました。
また、2時間公営コートを借りて、総勢5人の仲間とテニスをしました。最初の30分くらいをウォーム・アップと練習をして、あとはダブルスの試合という、よくあるパターンなんですが。この時で、「総プレー時間1時間32分、ショット数333」でした。まあ、こんなものでしょうか。
それで、あと分析ができます。
フォアハンド・ストロークでボールがラケットのどの範囲に当たったかを示します。
この時は、169球のストロークを打って、53%がセンターに当たっている、ということですね。
これが、バックハンド・ストロークですが、同様に85球打って、51%がセンターです。
サービスではちょっと様相が異なります。
ラケットの上部で39%打っています。またラケットの右寄りが35%です。これは一応試合なので、回転をかけたサービスを主体に打っているせいだと思います。(みっちは右利きなので-笑)
これは、Androidの専用アプリで、全体を見たところ。
サーブの最速は149km/h、平均は129km/hじゃ...遅いぃ。(汗)
とまあ、こんな調子でデータを閲覧できます。今まで、テニスのショットを定量的に見たことはなかったので、とても珍しく、面白いです。(愉)