もう一つのリヒアルト・シュトラウスのオペラCDボックス(汗)、これは22枚組で3千円台、の巻。(驚) |
(笑)はぁ、LP時代にこれらを全部輸入盤で揃えていたら、一体いくら掛かったことか。(汗)
まあ、良い時代になったのだ、と思うことにいたしましょう。(笑)
しかし、Warner Classicsのこの装丁はう~ん...(汗)
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2016年 01月 28日
CDボックスの大廉売も、もうこうなってくると、滅茶苦茶でござります。(笑) これはEMI音源の「Strauss The Great Operas」です。 収録されているオペラは、 『サロメ』 『エレクトラ』 『ばらの騎士』 『ナクソス島のアリアドネ』 『影のない女』 『インテルメッツォ』 『無口な女』 『平和の日』 『ダフネ』 『カプリッチョ』 以上です。大体そろっているんですが、なぜか有名どころの『アラベラ』がないですなぁ。どうしてなんでしょうか。 それと、この間ご紹介したグラマフォンの「Richard Strauss Complete Operas」CDセットに比べると、装丁はおざなりで、パンフレットはペなペな、全くもって負けております。(汗) これでは、いずれTGさんの厳しい指弾を受けるのは、まず間違いないでしょう。(笑) 紙質が安っぽいので、写真写りも悪いです。(記事冒頭の画像参照-爆) まあ、いいや、とにかく中身で勝負ということなんでしょう。 この中から、今回紹介するのは、ルドルフ・ケンペ指揮の『ナクソス島のアリアドネ』です。 「シュターツカペレ・ドレスデン+聖ルカ教会+1968年アナログ録音」の堂々たるスペックであります。(愉) しかし、しかし好事魔多しであります。油断できないのです。(笑) まずもって、配役はこんなところです。 グンドゥラ・ヤノヴィッツGundula Janowitz(プリマドンナ/アリアドネ) シルヴィア・ゲスティSylvia Geszty(ツェルビネッタ) テレサ・ツィリス=ガラTeresa Żylis-Gara(作曲家) ジェームズ・キングJames King(テノール歌手/バッカス) テオ・アダム(音楽教師) ペーター・シュライヤー(舞踏教師/スカラムーチョ) シュターツカペレ・ドレスデン ルドルフ・ケンペ(指揮) 録音:1968年11月12月聖ルカ教会 CDの惹句には、『豪華歌手陣の見事な歌唱...』などとあるのですが、みっち的には、タイトル・ロールを歌うヤノヴィッツ以外は、やや疑問が残ります。例えばジェームズ・キングあたりは、どーなんでしょうかぁ。(笑) また、黄金の方程式「シュターツカペレ・ドレスデン+聖ルカ教会+1968年アナログ録音」なのに、音質にそれほど感激しません。(汗) 何故なんだろう...この間2000年録音の素晴らしいシノーポリ盤を聴いちゃったからですかねぇ。(疑) このCDセットから、さらにもう一ついっちゃいましょう。 マレク・ヤノフスキー指揮シュターツカペレ・ドレスデンの「無口な女」Die schweigsame Frauです。 これこそ、「シュターツカペレ・ドレスデン+聖ルカ教会+1976年77年アナログ録音」と、間違いなく黄金の方程式に合致いたします。(愉) さあ、それじゃあ、「無口な女」って、どういうオペラなんかね。 全3幕のこれこそ喜劇って、オペラですねぇ。 しかし、猛烈に語りが多い。(汗) 序曲からして、何か違います。 こっ、これでは、折角シュターツカペレの美音を愉しもうと思っていても、ちょいと(相当)当てが外れます。(笑) まともなアリアが少なくて、とにかく詠唱というか叙唱というか、ドイツ語の台詞が延々と。とにかく、普通のオペラとは違いますねぇ。 主人公は、イギリスの退役提督モロズス卿、ありゃま、イギリス人が主人公?って、こりゃあ如何に。 これはイギリスの詩人ベン・ジョンソンBen Jonson(1572-1637)の「エピシーン、または無口な女」Epicoene, or the Silent Womanをシュテファン・ツヴァイクがドイツ語翻案したものなんです。 どうせなら、英語版のままで演じてくれれば、まだ良かったのですが。(笑) エピシーンってのが、タイトル・ロールの主人公女性なんですが、このシュトラウスのオペラではアミンタと名前が変わっています。 モロズス卿は、騒音が大嫌いな資産家。死んだと思われていた、その甥のヘンリーが、芝居の一座を連れて、帰ってくる。 そこで、例によって悪巧みが。(笑) ヘンリーの妻のアミンタを、「無口な女」に仕立てて、モロズス卿と偽の手続きで結婚させ、その後で驚かせよう、と企みます。 企みは成功、そしてアミンタは結婚証書のインクも乾かないうちに、うるさくて手に負えない女に変身。(汗) 今度はアミンタと別れようと、これも偽の離婚の手続きに入るが、うまくいかない。モロズス卿が絶望したとき、ヘンリーがすべてを明かして、一同は和解します。目出度し目出度し。 う~ん、しかし、こういった話で現代で笑いをとるのは、なかなか難しい感じがいたします。(笑)ああっ、それにしても、このオペラはやはりCDだけでは苦しく、「観る」ことが必要ですねぇ。 モゾズス卿の最後近くの台詞 Wie schön ist doch die Musik - aber wie schön erst, wenn sie vorbei ist! 『音楽とは、かくも美しきもの、しかし、それが終わったとき、何とまた美しいことか!』 そして続けて、 Wie wunderbar ist doch eine junge, schweigsame Frau, - aber wie wunderbar erst, wenn sie die Frau eines andern bleibt! 『若い無口な女は何と素晴らしい、しかし、それが他人の妻だったとは、何と格別に素晴らしいことか!』 配役表です。歌手陣は、なかなか手堅い顔ぶれとお見受けしますが、肝心のアミンタ役のジャネット・スコヴォッティはどうなんでしょうかぁ。 モロズス卿:テオ・アダムTheo Adam(バリトン) 家政婦:アンネリース・ブルマイスターAnnelies Burmeister(アルト) 理髪師:ヴォルフガング・シェーネWolfgang Schöne(バリトン) ヘンリー:エバーハルト・ビュヒナーEberhard Büchner(テノール) アミンタ:ジャネット・スコヴォッティJeanette Scovotti(ソプラノ) カルロッタ:トゥルデリーゼ・シュミット(メゾ・ソプラノ) ヴァヌッツィ:ヴェルナー・ハセレウ(バス) ドレスデン国立歌劇場合唱団 マレク・ヤノフスキ(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン 録音時期:1976年8月、1977年8月 録音場所:ドレスデン、聖ルカ教会
by mitch_hagane
| 2016-01-28 00:05
| 3.音楽
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Comments(2)
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by
TG
at 2016-01-28 19:13
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閉店投げ売りセールみたいですね(笑)。元はとっているのでしょうし、高ければ手が出ないものを多くの人が聴くことが出来るということで、高い値段で買ってしまった場合の個人的な感情を別にすれば(笑)いいことだと思います。この値段で装丁に文句をつけると罰当たりのような気もしますが、同じEMIでも11枚組のシューベルト等の一幕ものオペラ集は激安でしたが(多分すべて)オリジナルジャケットが内袋に使われています。要するにやる気の問題ですよね(笑)。
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by
mitch_hagane at 2016-01-28 20:18
>高い値段で買ってしまった場合の個人的な感情を別にすれば...
(笑)はぁ、LP時代にこれらを全部輸入盤で揃えていたら、一体いくら掛かったことか。(汗) まあ、良い時代になったのだ、と思うことにいたしましょう。(笑) しかし、Warner Classicsのこの装丁はう~ん...(汗)
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