突然ですが、古文なのです。(笑)
みっちは、いわゆる「理工系」でして、国文学というものには、あまり触れないできました。今になって、これは失敗だったなぁ、と後悔しています。(汗)
あと、もう一つの後悔は、大学の時にせっかくドイツ語を第2外国語に選んだのに、ちっとも勉強しなかったこと。(大汗)
みっちの学科の助教授、K先生は、ドイツ語の達人であられたし、学科にはドイツからの交換学生(女性ですが、当時二十歳前後のみっちからすると、ずいぶん年上の方のように見えた-笑)もいて、環境的には、バッチリだったのですが。
K先生とは、ドイツ語どころか、いつも実験室となりの居室に置いてあるベッドの上に胡座をかいて、将棋や花札をやっていました。(笑)あーっ、泊まり込みが必要な実験が結構あるので、ベッドが置いてあったんですよ。
K先生は、人並み外れて鋭利な頭脳をお持ちで、将来を嘱望されておりました。
先生は、みっちと将棋を指して負けると、「こんな奴に負けるはずはないんだが?!」と本当に不思議そうにしていました。(笑)みっちは、多少将棋の定跡を知っていましたから、最初のうちは訳なく勝てたのです。
しかし、熱心な先生は、それでも懲りずに、何度も挑戦してきて、しまいには、みっちも負けが混むようになったのです。(汗)
勉強にはさっぱりならなかったのですが、楽しい思い出です。
K先生が後年、若くして夭折されたのが、かえすがえすも残念でなりません。
まことに、「良き者は早く逝く」であります。(嘆)
話がとんでもない方向に、ずれてしまいました。
古文です。小西甚一さん(1915-2007)の、大学受験用参考書を、今になって読んでいます。
ちくま学芸文庫から、「古文研究法」と「古文の読解」の2冊。なんと、文庫版で手に入るのです。
「古文の読解」は、「古文研究法」「国文法ちかみち」に続く小西さんの3つめの学習参考書で、両書を圧縮した内容になっています。
まあ、最初に読むなら、これですね。
惹句はこんな感じ。『長年定番であった、あの参考書を復刊。この一冊であなたも古典通!住居・服飾などを通じ作品の背景を知り、様々な古典作品から「もののあはれ」に代表される人々の感性を学びながら、当時の時代背景が詳細に理解できます。受験を離れた大人が、古典をゆっくり味わうための最適なガイドにもなる一冊。』
そして、同じく小西さんの「基本古語辞典」大修館書店です。
この辞典はすでに旬を過ぎているとは思いますが、著者のことば・はじめにを読むと、胸が踊ります。(愉)
曰く、『学習辞典であるけれど、学術的には最高レベルから半ミリもさがっていないことを、あえて断言する。』
おおっ、何と素晴らしい、この意気込み!