夏休み特集:バイロイト音楽祭の華・ブリュンヒルデ歌手を語る その二「伝統に対する反抗の時代」の巻 |
それでも特別なブルンヒルデであると思います。
YouTubeにアン・エヴァンスの動画がありました。
https://www.youtube.com/watch?v=tH_-FFCBB0M
20分を過ぎたところからが彼女の出番です。
>アン・エヴァンスに関しては、彼女よりも美しい声の歌手は大勢います。心地よい響き
>を持った歌手もいます。より声量のある歌手もいます。
>それでも特別なブルンヒルデであると思います。
はい、お説のとおりであろうかと思います。彼女自身、自分の声が「ヒロイックというよりはずっとリリカルである」という点は認めています。また、ブリュンヒルデ役を演じる上での自分のメリットは、『ヒロイックなブリュンヒルデであれ、リリカルなそれであれ、この役にはスタミナが必要だということです、それこそ私が持っているものだった!私は「神々の黄昏」の終幕でも決して疲れを感じることはなかったわ。』
ということで、まさにそのとおりと感じます。
>https://www.youtube.com/watch?v=tH_-FFCBB0M
おーっ、これは初めて見ました。ご教示ありがとうございます。
まさに、黄昏の終幕、「ブリュンヒルデの自己犠牲」のシーンですね。素晴らしいです。
1995年7月14日オランダのワール川(ライン川の支流)沿いのネイメーヘンで開かれたサマー・コンサートの一コマのようです。エヴァンスはこのとき54歳くらいでしょうか。
ものすごい偶然なんですけれど、コメントと同じ日にアン・エヴァンスの最新のインタビューが YouTube に掲載されました
https://www.youtube.com/watch?v=H99Ae1srL58
いまの話し方は英国アクセントがあまり強くないんですね。
>コメントと同じ日にアン・エヴァンスの最新のインタビューが ...
いろいろと、偶然が重なりますね。(愉)
ああっ、エヴァンスさん、老けましたね。(笑)それはしょうがないか。
イングリッシュ・ナショナル・オペラの思い出を語っているので、ワーグナーとはあんまり関係ないのが残念ですけど、お元気そうな様子を拝見できて、よかったです。
>不躾にすみません...
なんの、なんの、コメント大歓迎であります。
>若い頃にジョーンズとコロのトリスタンとイゾルデをNHKホールで聴いてます...
はぁ、これは1993年のベルリン・ドイツ・オペラ公演ですね。ゲッツ・フリードリッヒの演出でした。この時は残念ながら、みっちは観ておりません。
ゴンタさんは、観られた感想はどうだったんでしょう。
ただ、このとき神奈川県民ホールで、「指輪」の抜粋のリサイタルがあり、それにはみっちも行っております。ギネス・ジョーンズも歌ったはずなんですが、どうもあまり強い印象が残っておりません。(汗)
私の読み間違いでした、失礼しました。ジョーンズはバイロイトではイゾルデを一度も歌っていない、と書かれたのですね?自分が学生の頃に聴いてたもので変だなあ思ってしまって。
実は私は最近まで、たまーにワーグナーのオペラに行く程度でイタリアオペラ一辺倒だったんです。ジョーンズのイゾルデは学生の頃に付き合ってた女性がオペラに行きたいと言うので連れて行ったのですが、今思うと何という暴挙⁉️私は半分以上寝ていました。彼女も推して知るべしです。
それが、今年に入って、ある時、ワーグナーの作品で最も難解と言われるパルジファルを、一度も聴いたことがないのに突然、クナッパーツブッシュのバイロイト1962をかけたところ、その前奏曲に雷に打たれたようになってしまい、それからしばらくパルジファルしか聴かない日々を過ごし、そこからトリスタンとイゾルデに移行したら、分かる分かる!突然全てがハマったかのようにワーグナーを毎日聴くようになり、今も病的な日々を送っているという状況です。いわば、新米のワグネリアン候補生です。みっちさんのようなワーグナー好きの大先輩のブログを読みながら、いつの日かバイロイト詣でをする日を夢見ているのです。
>ジョーンズはバイロイトではイゾルデを一度も歌っていない、と書かれたのですね...
はい、そのつもりでした。ちょっと分かりにくい書き方だったかもしれません。(笑)
>私は半分以上寝ていました。彼女も推して知るべし...
あーっ、これは残念でしたね。(^_^;)
>クナッパーツブッシュのバイロイト1962...
これは名盤だと思います。イレーネ・ダリスが1961、62、63年とイゾルデ役を歌ったのですが、歴代のクンドリー役と比べても、なかなかの出来だと思います。
>その前奏曲に雷に打たれたようになってしまい、それからしばらくパルジファルしか聴かない日々を過ごし、そこからトリスタンとイゾルデに移行したら、分かる分かる!突然全てがハマったかのようにワーグナーを毎日聴くようになり、今も今も病的な日々を送っているという状況です...
分かります。(笑)
五味康佑氏はこう書きます。『そして一度でもこんな音楽を知ってしまったらルートヴィッヒ二世でなくとも全資産をワグナーのために投げ出したくなるだろう。私は、ワグナーと同時に生れなくて、ルートヴィッヒのような国王でなくて、よかったぞとおもうくらいだ。正気に戻れば慄然たるおもいのする陶酔だ。ワグネリアンは皆そうに違いないが。』天の聲pp215
吉田秀和氏はこうです。『ヴァーグナーの舞台で、ヴァーグナーの音楽をきくことは、今日まで日本に絶対に欠けていた非常に重大な空白である。...なぜ、二十世紀の音楽家が、聴衆の不人気を冒してああいう作品をかきつづけているかは、ヴァーグナーをたっぷりきかないと、完全には、体得できないのではなかろうか。』LP300選pp195
数ヶ月前にみっちさんのブログに触れて以来、あっという間にパルジファルとトリスタン、指環のCDやらDVDやらはそれぞれ10種を超えに膨張してしまいました。お陰様でブログをだいぶ参考にさせて貰ってます。聴く歌手もどんどん過去へと遡り、今ではお気に入りのソプラノと言えば、フラグスタート 、メードル、ヴァルナイといった面々が…
不思議と音楽と関係の無いところでも先輩の跡を辿るようで、お盆に歯茎の中に横たわっていて骨に癒着してしまった親知らず歯を抜いてきます。多少骨を削るようです。正直かなりビビっています!
>指環のCDやらDVDやらはそれぞれ10種を超えに膨張してしまいました。お陰様でブログをだいぶ参考にさせて貰ってます...
おーっ、CDなどは、これからも増殖していくと思います。(笑)
あと、やはり実演ですね。歌手やオケに少々問題があっても、実演を聴くのは愉しいです。
わずかでもお役にたったと聞いて、ブログを書いた甲斐がありました。
それでは、おやすみなさい。
>みっちさん、度々すみません。アン・エヴァンスを聴きたくて1988-92のバレンボイム指揮のBRを購入して、昨夜ワルキューレの一部を聴いてみました。演奏に不満はないのですが、私のオーディオだと音の響きが大きすぎて、まるで風呂場で聴いてるように感じるほどなのですが、みっちさんの方はどうでしょうか?...
いや、全然構いませんよ。みっちの持っているBlu-rayは、アメリカのKULTUR盤でした。指輪全曲が4枚のBlu-ray盤に入り、型番はBD4755とあります。
しばらく、観ていなかったので、「ワルキューレ」を取り出して、第3幕のラスト近く、ヴォータンが「So tatest du, ...」と歌い出すあたりから、聴き始めました。そのまま聴き惚れて最後までいっちゃいました。(笑)
DVD盤も持っているのですが、Blu-rayの方がずっと画像が精細で、見栄えがします。改めて、このクプファー演出盤は、バイロイトでの記録ではベストなのではないか、と思いました。
それで音響の方なんですけど、みっちの環境(WindowsPCでPowerDVDを使って再生、DACはRME Fireface UFX、パワーアンプAtoll、スピーカーLS3/5a)ですと、まぁ普通に聴こえます。Blu-ray盤の再生って、色々問題があってやっかいですけど、特段音が悪いということはないように思いますが。
なお、音声は2chと5.1chの両方入っていますけど、みっちは比較したうえで、2chの方を選んでいます。
私のはTELDEC盤のブルーレイ4枚組です。うーむ、盤による違いのようですね。まあ聴けないことはないですが。難しいものですね。