はい、ちょっとタイトルが大げさですが(汗)、フリーソフト『猫のお留守番』の使い方について、あまり紹介しているサイトがないようなので、みっちがちょこっと書いてみました。
『猫のお留守番(Cat)』はHiroki Moriさんの書かれたフリーウエアです。
(作者よりブログでの紹介は問題ないとお許しを頂いています。なお『本ソフトはフリーウエアで非保証となりますので、よろしくおねがいします。』とのこと)
作者の書かれたソフト紹介ページはここです。(以下『』内は作者ページからの引用です)
本ソフトウエアの用途:
『Mac OS Xでオーディオライン入力やUSBオーディオインターフェースを利用してサウンドを録音しファイルに保存する』
開発コンセプト:『昔使っていたカセットデッキ感覚で録音が出来るように作り ました』
動作環境:『開発はMacBook Airの10.6で行っていて、動作確認はMac mini G4 10.5で行っています。 開発当初はiBook DualUSBの10.4で使っていたので、おそらく10.4でも動作するのでは ないかと思われます。』
主な機能:
・複数のタイマー予約・録音
・予約開始時のMacのスリープからの復帰、終了後のMacのスリープ
・録音開始前および終了後のAppleScriptの実行
・iTunes用タグの自動・手動設定
注意事項:
・再生機能はありません(iTunes等の利用を想定しています)
・『 環境によっては、音飛びすることがあるかもしれません』
以下、各ウインドウの説明です。見ただけで分かる機能については省略し、ちょっと間違いやすいというか、みっちが迷った点だけを詳述しています。
メインウインドウ
録音入力の選択窓は、ノーマルのMacBook Proの状態では、Built-in Microphoneだけですが、USBオーディオ・インターフェースをインストールすると、その名前がこの窓で選べるようになります。(インストールしてあっても、実際に繋がっていないと選べません)みっちはRolandのDUO-CAPTURE mk2を繋いでいますので、その名前が表示されています。
録音ファイルのフォーマットは、MPEG4のAAC(ビットレート128kbps)かアップルロスレス(Loss Less)形式の2択です。まあ、他の形式にしたい人は、とりあえずロスレスで記録しておいて、あとから自分で変換することになります。なお手動で録音を始め、停止時間を設定したい時は、コマンドキーを押しながら停止ボタンをクリックすると、 停止時間を予約できます。
タグSetウインドウ
録音フォーマット選択窓の右にあるボタン?を押すと開きます。
直前に録音されたファイルにのみ、タグ(Title、Artist、Album、Comment)の設定が可能。
(つまり、録音後でないと、このウインドウでタグのSetはできません)
このタグはiTunesに持ち込むことができます。
タイマー録音一覧ウインドウ
+ボタン:新しいスケジュールを追加。ダブルクリックすると下のタイマー設定ウインドウが開きます。
-ボタン:選択しているスケジュールが削除されます。間違って消さないように!
チェックボックス:チェックしているスケジュールのみが有効です。
スケジュールの重複などのチェックは全く入っていませんので、設定時には 慎重におこなってください。矛盾した設定を行うと、その結果は猫のみぞ知るです。(笑)
タイマー設定ウインドウ
タイマーの設定はこの画面を見ると大体検討つくでしょう。この例では月曜日から金曜日まで毎日19時30分から21時10分までを録音します。Restのチェックは、月末までずっとという意味。(だと思いますー笑)
「Title」:言うまでもなく、自分の覚え用のタイトルを書くところですが、Preferenceウインドウで「Set schedule title」をチェックしている場合は、この値がAlbumタグとなります。
「AppleScript」は実行したいスクリプトを指定します。スクリプトの書き方は、作者のページに見本があります。
「オプション・カラム」:「AppleScript」ボタンの右横にある入力カラムです。名前がないので、取りあえずこう呼びます。
本来はAppleScriptに与える引数を書くカラム。Preferenceウインドウで「Set schedule title」をチェックしている場合は、この値がArtistタグとなります。(後述)
Preferenceウインドウ
「Set schedule title」をチェックした場合:
録音開始時の日付がTitleタグになります。Artistタグはタイマー設定ウインドウの「オプション・カラム」の値、Albumタグは同ウインドウの「Title」の値です。(この動作は正直ちょっと分かりにくいですー汗)
「Wakeup min」:録音開始の何分前にWakeup(スリープ状態から復帰)するかという設定です。なお、この設定に関わらず、録音前のAppleScriptの起動は30秒前に固定です。
注記1)iTunesのタグについて
iTunesに楽曲ファイルを取り込むときには、ArtistタグとAlbumタグがフォルダー名に使われます。
つまり、.../Music/《Artistタグの値》/《Albumタグの値》フォルダーが作成され、ここに楽曲が入れられるわけです。ですから、例えば毎週決まった番組を録音するような場合、ArtistタグとAlbumタグの値を同じにしておけば、一箇所に集まって便利です。
注記2)MacBook Proのスリープ復帰について
みっちはMacBook Proの13インチRetina(2015)を使っていますが、蓋を閉じていると、スリープ復帰が成功しないことがあります。(成功する時もあります)
不確かなので、今は蓋を開けてスリープした状態で、留守録音をしています。この状態では、特段問題はありません。
みっちの感想:
実際にNHKFMの「海外の音楽祭」を録音してみました。
便利ですね。きちっと決まった時間で、次々パソコン上に記録されていくのは、気持ち良いです。
作者のHiroki Moriさんに感謝いたします。
なお、FMエアチェックをした場合、演奏者や曲目などのデータを記録するのは面倒なものです。
今は番組表がネットで閲覧できるようになり、飛躍的に便利になりました。
ただ字数が多いので、iTunesのCommentタグには、入りきりません。
みっちは、iTunesの歌詞タグに入れています。このタグはかなりの量のテキストデーターが入ります。ネットの番組表から該当の記事をコピーし、少し切り貼りして、歌詞タグに貼り付けるだけですから、簡単です。切り貼りにはCotEditorを使い、正規表現を使った検索・置換で、無駄なスペースなどを一発で削除しています。
冒頭画像は例によって本文内容とは全く関係なく(笑)、最近よく行くパニーノ・ジュストPanino Giustoのドルチェです。(ティラミスとカプチーノ)