The Zen of Python, by Tim Peters ティム・ピータースによるパイソンの真理 |
>うんん??
>
>コレかな?
>https://en.wikipedia.org/wiki/Psion_Series_5
>コレなら3台持ってます。
ノーっ!(笑)
これはコンピュータ言語パイソンPython、Psionはサイオン、ついでに映画「マトリックス」の秘密の本拠地はザイオンZion...(笑)
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2014年 11月 23日
パイソンPythonは、獲物に巻きついて絞め殺す巨大な大蛇、ニシキヘビのこと。 その名の元となった、ギリシャ神話におけるピュートーンPythonは、ガイア(大地)の子で、デルファイにいた大蛇のこと。 アポロンは生まれて三日目にピュートーンを殺し、その灰を石棺に収め、ピュートーンのために祭礼競技ピューティア祭を始めた。ピュートーンはデルファイのアポロン神殿のオムパロスOmphalos(世界のへそ-中心となる岩)の下に葬られたという。ピュートーンは自分でも神託を授けていたらしいが、アポロンがこれを乗っ取って、自前の神託所を開いたんですね。 デルファイのアポロン神殿で、神託を授ける巫女をピューティアーPytiaと呼ぶのは、これにちなむ。 それで、今回のブログタイトルのパイソンPythonは、それとは全く関係なく(笑)、オランダ人グイド・ヴァンロッサムGuido van Rossumの手になるプログラミング言語の名前である。 言語パイソンPythonの名前は、そんな高尚な由来とは全く関係なく、モンティ・パイソン(コメディ番組)にちなんで名付けられたという。(笑) Pythonは、みっち的には、スクリプト言語の一つと思っていたけれど、今ではそんな呼び方は誰もしないようである。(汗) これまた、みっちの古い常識では、PythonはPerlあたりと違って、整然とした美しいプログラムが書けるプログラミング言語であった。(ここは今でもそんなに違っていないようだ) さて、今Pythonをパソコンにインストールして、対話的にPythonプログラムが実行できる環境を作った後、 >>> import this と打つと、ここに紹介するような「パイソンの真理The Zen of Python」がだらだらっと、画面上に打ち出されるのだ。(愉) これはティム・ピータースというPython使いの人が書いた、プログラミングに関する金言・警句集aphorismである。 なかなか面白いので、みっちも邦訳してみました。 そのまま逐語訳だと分かりにくいと思うので、思いっきり意訳してあります。それでも分かりにくいかのぉ。(笑) なお、番号はみっちが勝手につけたもので、オリジナルにはありません。 1.Beautiful is better than ugly. 美しいプログラムは、醜いプログラムよりも勝る。 2.Explicit is better than implicit. 明示的な書き方が、暗黙的な書き方よりも勝る。 3.Simple is better than complex. 単純である方が、複雑であるよりも勝る。 4.Complex is better than complicated. だが、複雑ではあっても、訳が分からないよりは勝る。 5.Flat is better than nested. 入れ子構造は使わないでフラットな構造で書いた方が勝る。 6.Sparse is better than dense. スカスカに空けて書く方が、ぎっしり詰めて書くよりも勝る。 7.Readability counts. 読みやすさが第一である。 8.Special cases aren't special enough to break the rules. 特別な場合といっても、ルールを破ってよいほど特別であることはない。 Although practicality beats purity. しかしながら、時として実用的であるために、そうした純粋さを捨てても良い。 9.Errors should never pass silently. エラーは一つであれ複数であれ、黙って次の工程に渡してはならない。 Unless explicitly silenced. もちろん、黙っていることがあらかじめ明示されているのなら、話は別だ。 10.In the face of ambiguity, refuse the temptation to guess. 不確かな状況で追い詰められた時、安易に原因を推理してはならない。 11.There should be one-- and preferably only one --obvious way to do it. 何か一つ位は、---願わくは唯一つであって欲しいが---それを成しうる分かりやすい方法があるはずだ。 Although that way may not be obvious at first unless you're Dutch. ただし、その方法は最初は、分かりやすくないかもしれない、君が異能の才人でないかぎりはだ。 12.Now is better than never. 今やるというのは、何もしないより勝る。 Although never is often better than *right* now. でも、何もしないというのは、えてして慌てて今すぐ飛びつくよりは、まだましなことが多いものだ。 13.If the implementation is hard to explain, it's a bad idea. 何かをしようとして、その説明が難しいとする、それは悪いアイデアに決まっている。 14.If the implementation is easy to explain, it may be a good idea. 何かをしようとして、その説明が簡単だとする、それは良いアイデアである可能性がある。 15.Namespaces are one honking great idea -- let's do more of those! プログラムや変数に気の利いた名前を付けるのは、すっげーアイデアだよ、----でも、その先をやろうぜ! はい、例によって蛇足。 11.「Dutch」は「オランダ人」であって、普通この言葉に「いけてる奴」って意味合いは全くない。 でも、Pythonに関してだけ言えば、なにせ創始者がオランダ人でありますから、こうなると思います。(笑) 時々聞かれるのは、プログラムに「美しい、汚い」があるのか?あるいはプログラミング言語に「美しい、汚い」があるのか?ということですが、これは「Yes!」です。(笑) それと、プログラミング言語には、それぞれ得意な領域があります。 自然言語にも、得意な領域ありますよね。 例えば、ドイツ語で女性を口説き、日本語で哲学を論じ、英語でワーグナーを歌い、フランス語で軍事教練をやる人は、う~ん、多分あまり良い結果を生まないでしょう。(笑) はい、本日はこれまでといたします。
by mitch_hagane
| 2014-11-23 19:41
| 4.コンピュータ
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Comments(2)
Commented
at 2014-11-28 19:01
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
mitch_hagane at 2014-11-28 19:37
鍵コメさま
>うんん?? > >コレかな? >https://en.wikipedia.org/wiki/Psion_Series_5 >コレなら3台持ってます。 ノーっ!(笑) これはコンピュータ言語パイソンPython、Psionはサイオン、ついでに映画「マトリックス」の秘密の本拠地はザイオンZion...(笑)
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