さぁそれで、当代随一のブリュンヒルデ歌いは誰か?の巻 |
みっちさんのこの記事を読んで、フォスター見たさにワイマールの指環をブルーレイで購入しましたよ!しかも¥8,505で!
到着が待ち遠しい!
あーっ、そうでしたか。
お好みに合うといいですね。
コンサートが軒並みキャンセルになり、美術館、博物館も臨時休館で、これはもう自宅で過ごすしかないか、という状況になっております。(汗)
いや〜、2015年の公演を懐かしく思い出しました。僕が行ったのは何日目だったか思えていませんが、僕の記憶ではマイヤーよりもフォスターの方が良かったと感じた公演でした。
さて、肝心のブルーレイの内容ですが、これはもう、みっちさんが仰っているとおり、オケも指揮もほとんどの歌手も酷く、特に演出は最低で、ワーグナーの作品をここまで酷いものにしても許されるのか、と憤りすら感じました。そんな中でフォスターだけは素晴らしく、フォスターの歌唱だけを堪能するものと割り切れば良い。
また来日してくれないかなぁ!
お気に召したようで、良かったです。('◇')ゞ
キャサリン・フォスターは、シモーネ・ヤング指揮/ハンブルクの「指輪」(Oehms盤)でも、「ジークフリート」のブリュンヒルデ役を歌っています。これも一聴の価値はあります。ハンブルクの「指輪」では、「ワルキューレ」と「黄昏」のブリュンヒルデ役はデボラ・ポラスキーなのが残念です。
ポラスキーは、バレンボイムの「指輪」来日公演で、実演でも聴きましたが、パワフルだけれども、ちょっと大味な感じで、みっちは採りません。
>ガッティ&ウィーンフィルのマイスタージンガーでアンナ・ガブラーの...
おーっ、ザルツブルクですね。アンナ・ガブラーの歌唱はどうなんでしょう、まだ聴いたことがありません。
まず、ガッティとウィーンフィルの演奏は素晴らしく、僕の装置では音質もかなり良いです。
次にザックス役のフォレ以下、主だった歌手陣に気になる瑕疵は見当たりません。というか素晴らしいと言って良いと思います。特にフォレは演技も上手ですね。何というか、ガッティ の指揮も歌手の良さを引き出しているように感じるのですよ。そして、エーファ役のガブラー!外見はこれ以上のエーファを求めるのは難しいかも?と思わせるほど板についた美しさですし、演出によるものなのですが、出だしでフォレに抱擁されて性的エクスタシーに浸るエッチな演技はヤバかった!( ^ω^ )
歌唱面も、僕の描くエーファは楚々とした風情ながらもおきゃんな活発さもある、という感じなのですが、良かったと思います。僕の理想のエーファの声はカヤラン盤のヘレン・ドナートなのですが。
最後に問題の演出ですが、ヘアハイムの演出は白雪姫などをモチーフにした凝りに凝ったものながら、保守的な演出を好む僕なども充分楽しませてくれるものでした。これを観ると、現代の演出のあるべき姿のヒントがあるように思います。新たな試みを入れながらも生粋のオペラファンを不快にさせない演出は出来るものなのですね。
なんだかべた褒めになってしまいましたが、この公演はYouTubeで全幕観ることができますので、みっちさんも是非ご覧ください。
おーっ、それはよかったですね。
みっちもこんど手に入れてみましょう。
じつは、よくよく考えてみると、みっちはアンナ・ガブラーのエヴァ役を聴いたことがありました。(笑)
2013年の東京春音楽祭の「マイスタージンガー」です。このときエヴァ役は、イスラエルのソプラノ、ガル・ジェイムズの予定でしたが、何かの理由で直前にガブラーに交代となったのです。この時は、マグダレーナ役も急遽交代となり、女声陣が総入れ替えという椿事でした。
この時の印象ですが、もうだいぶ前の話ですが、正直な話、ガブラーは印象的ではありませんでした。ザルツブルク音楽祭の公演は、この年の8月ですから、上野でエヴァ役を歌ったすぐ後のことになります。たしか、この交代はかなり急な話だったと記憶しており、準備不足があったのかもしれませんね。
それから、2014年の5月には、ガブラーさんのアラベラ役も新国立で聴いておりました。どちらの感想も過去記事に書いておりますが、どうも、みっちはガブラーさんとは相性が悪かったみたいです。(汗)